なぜバヌアツ共和国では成人式でバンジージャンプをするのか

※2010/11/12に書いた記事を修正・加筆しました※

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『痛み』について、そろそろ本腰入れて記事を書きたいなぁ…と思いつつ筆が進みません。

なかなか壮大なテーマなので、得意の軽いステップを踏んで…というわけにもいきません。

とにかく“わかりやすく”を第一に少しずつお伝えしていきますね。

あなたの感じている痛みにちょっとでも役立てば嬉しい限りです。

 

ということで前置きはこれくらいにして、はじめていきましょう!

「なにから伝えればいいのか♪」と考えた結果、むかし書いた記事でよさげなのがあったので紹介させていただきます。

 

遠い異国には『痛みに耐える』ことで自分自身の存在を証明する…そんな風習が存在します。

日本にも似たような文化があるのですが…わかりますか??

ヤ〇ザさんの”ゆび詰め”なんて典型的な例ですよね。

ゆびを切り、その痛みに耐え『反省・謝罪・抗議』を無言で訴える、という慣習です。

人間は古来より痛みという感覚を「危険から自分の身を守る警報装置」というだけではなく、なにかしらのシンボル・象徴として取り扱ってきた歴史があると考えらます。

遠い異国に存在する『痛みにまつわる風習』から痛みについて考えていきましょう。

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「イタイッ!」これが世界の成人式!!

ドキュメント鑑賞☆自然信仰を取り戻せ!
「大人になるための儀式は痛い!」

http://poyoland.jugem.jp/?eid=208

●パプアニューギニア ヤモク村 皮膚切りの儀式
大人の男になるための試練。
年長者が若者達の皮膚に、カミソリの刃で傷をつけ、ワニの皮膚のようにする。
Sepik川に生息するイリエワニをイメージした儀式。

いわゆる『世界の成人式』には痛みはもちろん、血が流れるのも当たり前。

痛みをともなう伝統的な成人儀式を執り行えるかどうかが、ある種の『ちゃんと大人になっているのかを計るバロメーターな存在』になっています。

「あぁ~日本に生まれてきて良かった…」

2日間の儀式で若者達の思い上がった気持ちは消えた。
いよいよ肌を切る儀式。
1人2時間かけて胸、背中、腕、足、臀部などにカミソリで傷を入れる。
乳首の周辺から始め、数え切れないほどの傷を入れ、なめらかな肌をワニの肌に変える。
耐え難い痛みだ。
かつては先を尖らせた竹を使っていた。
傷が上手く治れば、その部分の皮膚が盛り上がって硬くなる。
若者達は生姜の茎を噛んでいる。

ひゃあ~。

読んでるだけで体がモゾモゾしますね。

脳の痛みを司る部分が反応しているのでしょうか?

“おとなになるための”儀式は更に続きます。

身体を洗い、痛みを和らげるためにヤシの油に浸した鳥の羽で傷をなでる。
傷が化膿した後、完全に治るまで、“男の家”にいなければならない。
初めて“男の家”に入り、数日間横たわるが、痛みで動くことができない。
傷に体重をかけずに眠れ、と言われ、眠り込んで傷に体重をかけると大人たちに叩かれる。
綺麗な傷になるよう大人達が見張る。
数日後、若者達はヨロヨロと男の家を出て次の儀式の場に向かう。
大人になる儀式は数週間続く。
若者達に屈辱を与えるのも儀式の一部で、ほぼ毎日しいたげられる。
権力者の存在をしっかり意識させ、部族の社会へ迎え入れるのが狙い。

この成人儀式の恐ろしいところは長期スパンってことですね。

次に紹介している「バンジージャンプ成人式」は一瞬我慢すればいいけど、『数週間続く』って…。

若者も大変ですが、それを見守る大人たちはどんな気持ちなんですかね。

大人たちにとっても意味のある儀式なんでしょうね。

2ヶ月ほどで傷は癒え、ワニの皮膚そっくりになってゆく。
たいていの若者は大人になる儀式を望む。
部族の一員になり、大人の男になるために。
この試練で内面の深い部分も変化する。
数週間男の家の囲いの中で過し、部族のしきたりや隠し事を教わる。
囲いの外で出るときにはもう大人の男。

こりゃあ男になるわ。

大人の男。

外面はもちろんワニのように屈強になるだろうし、それと同時に内面もワニの皮膚の如く鍛えられるのでしょうね。

この経験が若者たちの人生の中で後々、訪れるであろう辛い痛い体験に対し「あの儀式よりは痛くない辛くない」というひとつの基準というか道しるべになる、そういう意味もあるのだろうか…。

と勝手に推測します。

そんな気持ちを忘れた時は、自分の体中の傷を夜な夜な眺めて、儀式のことを思い出す…。

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えっ!?そんなところに虫を入れるんですか!?

それぞれの国(地域)によって、その土地独特の言葉や文化があります。

では、痛みにも国境があるのか?

これを知ることで痛みのもつ多様性に気付けるのではないでしょうか?

 

バヌアツ共和国では成人式をバンジージャンプをして祝います。

みなさんも見たことあると思いますが、ほとんど弾力性のないヒモを足に結び付けて、地面スレスレ(軽く地球にKISSすることもある)へダイブします。

 

ブラジルの原住民の成人の儀は長さ3センチの虫を手袋に縫いこんでそれを手にハメ、踊り明かすらしいです。

この時に虫が手をチクチクと刺し、その激痛に耐えてこそ成人と認められるそうです。

 

西アフリカのフラニ族は、鞭による痛みを受けても笑っていられるかどうかを問われる。

 

どういう意味の儀式かわからなかったのですが、バリには「ポトンギギ」といって歯を削る儀式があるそうです。

ポトンとは切る、ギギは歯の意味だそう。

ちなみにほとんど痛みは感じず、むしろこそばいそうです。

 

はたまた日本では成人式にアホほど酒を飲み散らかして警察のお世話になる新成人も。

ある意味『イタイ』ですが(笑)

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出産の痛みもところ変われば…

文化や国民性も痛みの知覚、そして体験に多大な影響を及ぼします。

たとえば陣痛は人が体験する痛みの中で最も激しいものの一つに数えられいます。

これは東西を問わず、日本でもアメリカでも同じです。

しかしそれが人類全て、あらゆる文化圏に当てはまるわけではありません。

人類学者クレーバーによれば、クベード(擬産)と呼ばれる男の陣痛が存在するのです。

(痛みの心理学 丸山俊彦 1989 中公新書 51~53ページ)

 

この擬産が行われている文化圏の妊婦は、お産直前まで野良仕事をするそうです。

いよいよ分娩というときに妊婦が家に戻ると、夫も一緒になって床に着き苦しそうにうなり始めるそうです。

それは分娩が終わるまで続きます。

これは出産時の苦痛を男性も分かち合い共に親になるという通過儀礼のようなものだそうです。

このように陣痛でさえ、文化や国民性によって影響されるようです。

 

このように世界には痛みにまつわるエトセトラがたくさん存在します。

「イタイッ!!」という感覚的な意味を超え、時間や場所、環境・状況によって次から次へとその形や意味を変化させるのが特徴です。

あなたの痛みにはどんな意味があるのでしょう?

 

~じんぼのまとめ~

どうでしたでしょうか??

わかりやすかったですか??

理解できましたか??

よかったらコメントくださ~い(ムフフ)

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