「南魚沼市雪まつり」から考える「祭り」の在り方について
ナウマン象とマンモスの違いって何ですか?
誰か僕に教えてください。
僕の住んでいる南魚沼市では毎年2月に「雪まつり」が開催されます。
知っている人は知っていると思うのですが、30年くらい前……それはそれはすごいお祭りだったんです。
芸能人とか演歌歌手とかも来てましたし、お客さんもめちゃくちゃいました。
予算の都合なのか、集客の都合なのか、いまでは見る影もありません。
年々衰退していく雪まつりですが、今年はなにかちょっと違う動きがありました。
地元の高校生とコラボレーションしたり、青年会議所のみなさんが企画運営したイベントを開催したりなど。
例年にはなかった試みが随所にみられました。
とってもいいことなだなぁ〜と感じましたし、さらに継続することで「雪まつり」に新しい息吹が吹き込まれるのはないか……と期待せざるを得ません。
そんな流れで、そもそも「お祭り」って必要??について僕なりに想いを馳せてみました。
あなたはどんな風に考えますか??
雪まつりにともない、旧六日町地区の各町内が雪まつり会場に出店してたんですよね。
で、会場に足を運んでくれた町民を各町内のテントでもてなすのが通例となっていました。
僕の住んでいる「田中町」も会場にテントを立てたり、かまくらをつくったして、お客さんをもてなしていました。
それが今年からなくなる、という回覧板が回ってきました。
町内の人も高齢化してきて、1日雪まつり会場に出張るのもしんどいですもんね。
わかる、わかります。
だけどなにか寂しい気もします。
このままだと雪まつり自体が消えてなくなってしまうんじゃないか……と心配に。
正直なくなったところで、僕の生活になんら影響はないとは思います。
しかし、こちらの写真をご覧ください。
祭りがなくなる……ということは、こういう繋がりも弱くなり、いつかはなくなってしまうんじゃないかと。
祭りだけが人の繋がりを確認できる要素ではありませんが、男も女も老いも若きも関係なく盛り上がれる唯一無二のコンテンツが祭り。
なくしてはいけないな〜と思うわけです。
人間って生き物がここまで絶滅せずに繁栄できたのは「個」ではなく「群れ」で生活してきたからこそなんです。
だからナウマン象に戦いを挑むことができたし、洪水などで町が流されても立ち上がってこれたはず。
いまはナウマン象も伊勢湾台風もありませんが、それでもいつどうなるかはわかりません。
そんなことがあるかも……と頭の片隅にあれば人との繋がりって変わってくると思うんですよね。
人間、いつどうなるか……なんて誰にもわかりません。
だから人と人との繋がりが強くあるべきだと僕は考えます。
現代のナウマン象がなにになるかは人それぞれだとは思いますが(笑)。
有事の際も助け合える関係の人がいることは非常に心強いですよね。
ということでいま一度、人との繋がりをイチから見つめ直してみませんか?