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「あの時は泣きながら出勤してました…」南魚沼の人気カフェ【芯菜箸】の女性オーナーにインタビュー

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ど~も、神保貴雄です。 新潟県南魚沼市を拠点に地域の情報などを発信中! ジンボラボでは中小企業のSNSを利用した宣伝広告などをサポートしています。 くわしくは090-7715-3329まで電話か、jinbo@sky.plala.or.jpまでメールお待ちしています。
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「ママを200%喜ばせたい!」というコンセプトのもと2016年1月に立ち上がった芯菜箸は、もはや南魚沼のママ世代で知らない人はいない憩いの空間。

お店を女手ひとつで立ち上げた井口しほりさんは、オーナーシェフでありながら9歳と6歳の男の子を育てるシングルマザーというから驚きだ。

そんな彼女のパワフルな生き方に共感する女性たちで芯菜箸はいつも大賑わい。

彼女の生い立ちからたどり、どこからそんなパワーがわいてくるのかじっくり聞いてきた。

 

思春期のころは大嫌いでした

ーー南魚沼の城内地域のご出身だと聞きました。こどものころはどんなお子さんでしたか?

いぐち 実はこう見えて三姉妹の一番下なんです。上のお姉ちゃんは結構ヤンチャで、真ん中のお姉ちゃんは超優秀。

そんな姉たちをみて育ったせいか小さいころからおとなしく、自分から自己主張をする方ではなかったですね。クラスの真ん中あたりにいるような子でした。

ーーお父さんがかなり厳しい方だと聞きました。

いぐち はい。厳しいことで近所でも有名なんです。

お父さんは公務員一筋の人だったので「間違ったことが大嫌い」な性格。絵に描いたような頑固者で、昔はよくぶつかりました。

正直、思春期のころはお父さんのこと大嫌いでした。

お母さんは保育士で、亭主関白な父を支えながらも自由奔放な人でしたね。忙しく働きながらも海外旅行に行っていたのを、よく覚えてます。

 

はじめてのバイトは8日で辞めました

ーーそもそも料理に興味をもったきっかけは何でしたか??

いぐち 高校1年生の時にアルバイトがしたくて、初めて回転寿司でバイトしたのがきっかけですね。

でも8日で辞めちゃったんです。
 
ーーえっ!?なんでですか??

いぐち 学校でバイトが禁止されていたんですけど、それがお父さんにばれちゃって辞めることに。

そのあともお父さんに隠れてケンタッキーでもバイトてました。

高校二年生からは高校卒業するまで「リトル北海道」さんでバイトをしたのですが、そこで初めて「料理人になりたい!」と思ったんです。

当時は結構厳しかったんですが……そのときの経験が私の料理人としての第一歩ですね。

 

同級生はみんな東京に行ったので、私は大阪へ


ーー高校卒業してからはどんな道のりを歩んだんですか?

いぐち 大阪の料亭で板前修行をすることしました。

ーーいきなり大阪ですか??

いぐち 同級生はみんな東京に行ったので、私は大阪へ(笑)。

むかしから人と違うことが好きなんですよね。

ーー就職先はたくさんあったと思うのですが、なぜ料亭だったのですか?

いぐち リトル北海道さんでバイトをしている時に「これからは和食だ!」ということをよく耳にしていたんです。

ーー確かにいま世界中で「和食ブーム」ですもんね。

いぐち その料亭は北新地という東京でいう銀座みたいなところにある、かなり高級なお店でした。北新地でも歴史のあるお店だったので、なにかと厳しかったです。

朝7時に出勤して、まずはお店の掃除。掃除が終わるとひたすらダシをとる作業。

唯一、料理をつくれたのが「まかない」で、お昼までにおかずを3品8人分、一時間以内につくらなければいけませんでした。あれは勉強になったな~。

相手は高級料亭の料理人ですから、まずかったら容赦なく「まずい」と文句を言われるんですね。悔しくて悔しくて何度も試行錯誤を繰り返し、少しづつ料理の基礎を身につけていきました。

でもいざ開店すれば調理場に立てることもなく、とにかく下積みの毎日でした。

ーー高校卒業したばかりの子にはかなりきつい環境だったでしょうね。

いぐち はい、それで耐え切れなくなって働き始めて一年経ったころに逃げるように新潟に帰ってきてしまったんです。

もう耐えられませんでした。

帰ってきてから、またリトル北海道さんにお世話になったんですが、諦めきれない気持ちがムクムクとわいてきて……また2カ月ほどして大阪へ戻りました。

 

ーー次は大阪のどちらへ?

いぐち 次も日本料理屋さんに勤めたのですが、オーナーが女性の方だったんですね。そこではかなり自由にやらせていただくことができたんです。

「こんな働きかたもあるんだ~」と最初の料亭とは全然違ったので、目から鱗でした。

いまの私があるのも、このときの女性オーナーさんの影響がかなり強いんです。

ーーいまの芯菜箸へと話が繋がってきましたね

いぐち と思いきや、そのお店で一年くらい勤めたときに家庭の事情でどうしても新潟に帰らなければいけなくりました。

 

この時の経験が芯菜箸をつくったきっかけです

ーー新潟に帰って間もなく結婚され、お子さんも産まれたと聞きましたが。

いぐち 地元に戻り2011年に結婚して、こどもを授かってすぐに旦那さんが居酒屋を始めました。

いま思えば一番大変だった時期かもしれませんね。

こどももまだ小さくて、お店も手伝えないし、なんだか「社会から孤立」しているような気持ちになったのをよく覚えています。

旦那さんはお店で帰ってくるのが遅く、子育てはほとんどひとりでやっていたので、そのときはかなり肉体的にも精神的に追い込まれました。

そんななか唯一の楽しみがたまに「ママ友」と行くランチだったんです。

おいしいランチを食べて、いろいろ話をして……主に愚痴でしたけど(笑)片付けもしなくてもいいし、私にとってはなくてはならない癒しの場でした。

でも、やはりそこでもこどもが泣いたり暴れたりして周りのお客さんの目が気になるし、本当の意味でリラックスできなかったんです。

そのときの経験が芯菜箸を「どんなお店にするか」のヒントになりましたね。

ちなみに「芯菜箸」という名前の由来は、二度目の修行先のお店が大阪の「心斎橋」にあったからなんです。

いまでも大阪は大好きな街で、機会があるたびに遊びに行ってますね。

 

ーーそれでは、芯菜箸ができるまでの経緯を教えてください。

いぐち 「ママを200%喜ばせるお店」をコンセプトにお店探しからはじめました。

運よくいまの物件が見つかりトントン拍子で話が進み、開店までこじつけたのが2016年の1月。オープニングスタッフを二人迎え、私を含め三人態勢で芯菜箸をスタートさせました。

当然ですが、最初の1~2カ月は全然お客さんに来てもらえず閑古鳥が鳴く毎日。

でもスタッフのお給料は払わないといけないので、私はほとんど無給で働いていました。

「なにやってんだろう……」車の中で泣きながら出勤したことも何度もありました。

 

ーー相談にのってくれる方はいましたか?

いぐち リトル北海道の総料理長には、たびたび相談にのってもらっていました。

そのときに「お客さんに喜ばれていれば、必ずお客さんは増えるから」という言葉をかけてもらい、気持ちが楽になったのを覚えています。

それと女の子3人での切り盛りだったので「仲良しチームってだけじゃダメなんだ」という厳しいアドバイスを言われたことも。

いただいたアドバイスを胸に「あとは迷わず真っすぐ前に進むだけだ!」と決心することができました。

半年もすると少しづつですが、軌道に乗ってきた手ごたえを感じることができるようになったんです。

 

スタッフとの関係で大切にしていること

いまスタッフさんが3名いらっしゃるそうですが、どんな気持ちでスタッフさんと接っしていますか?

いぐち おおげさではなく「みんなに幸せになって欲しい」というのが本当の私の気持ちです。

そもそも「女性にやさしい」というのがお店のコンセプトですから、体調が悪ければ無理はして欲しくないし、たのしく仕事をして欲しいなって。

ーー確かに、そうですよね。でも仲がいいだけではダメで、しっかり注意しないといけないような場面もあると思いますが……そんな時はどのようにしていますか?

いぐち とにかく感情的にならないように気を付けています。

なにかミスがあっても人格を否定しないように「ミスをしたこと」に対して、同じまちがいを繰り返さないようにアドバイスしています。

それとスタッフと、こまめにミーティングをするように心がけています。

それぞれの一年の目標などをシェアしあい、その目標を達成できるようにお互いが協力しあえるように工夫しています。

例えば私は2018年度中にシンガポールに海外旅行に行きたいのですが、それにはお金もお休みも必要になるので、それに向かってみんなで作戦を立てているところです。

 

6月10日(日)に芯菜箸でフリマをやります!

ーーこのお仕事をしていて良かったな~と思える瞬間はどんなときですか?

いぐち 月並みなのですが、注文いただいたお料理をお客さんの前に運んでいったときに「おいしそう!」とか「きれい!」とか言ってもらえると、とっても嬉しいです。

あとはママさんたちがリラックスしたり笑っているところをみると、このお店をはじめてよかったな~って心の底から思いますね。

さっきもお話しましたけど、私のころはそういうお店がなかったんですよ。

おいしいものを食べて、こどもが泣いてもわめいても怒らなくてもいい、片付けもしなくていい、そういう空間を自分がつくれたことに誇りをもっています。

 

ーーいま思い描いている、新しいチャレンジはなにかありますか?

いぐち 芯菜箸の中を自由に使った「フリーマーケット」を6月10日に予定していて、すでに15店舗の方に出店いただくことになっています。こちらは初めての試みですね。

あとは極上の新潟の食材だけを集めた「朝食会」、しほりの本気料理会、このお店をパーティー会場として貸し出したり、芯菜箸での合コンなど夢は膨らむばかりです。

あとはシングルマザーだけを集めた「シングルマザー会」も開催してみたいですね。

 

女性らしさを忘れるなっ!

ーーそれでは最後に「女性オーナー」になりたい方へメッセージをお願いします

いぐち こういう言い方をすると誤解されてしまうかもしれませんが「女性は女性らしく、かわいがられ愛された方が上手くいく」と私は思うんです。

そう思うようになったのには理由があって、最初に勤めた大阪の高級料亭は縦社会……というか完全なる男社会だったんです。

そんな環境で私も「男らしくないとなめられる」とか「男にならなきゃ」と自分に言い聞かせて仕事をしていました。

でも、やっぱりそれには無理があって精神的にも辛い思いを何度もしたんですね。ついに耐え切れなくなって、お店を辞めてしまったわけで……。

そんな経験から女性は女性らしさを忘れず、自分自身を磨き続けることで颯爽と生きていけるのではないか……という考えに至りました。

「人の悪口は言わない」など内面はもちろん、外見もいつまでもきれいな女性でありたいですよね。

ということで私が言いたいことはひとつ「女性らしさを忘れるな!」です(笑)。

私も定期的にエステサロンに通っているんですよ~。

 

取材後記

取材を終えて写真撮影をしている時の一コマ。

苦楽をともにしたオープニングスタッフの富所香名さん、通称カナッペと談笑するしほりさん。

芯菜箸を支えてきた、もうひとりのオープニングスタッフが2018年の1月に新天地を求め東京へ。長年連れ添った戦友を失い、二か月ほど魂が抜けたような状態になったそう。

そんなしほりさんに元気をくれたのは、やっぱりお店に通ってくれるママさんたちの笑顔とスタッフの笑顔だったとのこと。

互いが互いに癒し、癒される……そんなオンリーワンな空間。

芯菜箸が南魚沼の「癒しのパワースポット」になる日は、そう遠くないのかもしれない。

 

しほりさんの料理コンテストの出場・受賞歴

・第一回しょう油味&エピソードコンテスト 最優秀賞

・第13回 象印我が家の自慢料理コンテスト 入賞

・知内町かき料理コンテスト 出場

・北海道ホタテ&スピード料理コンテスト 入賞

・米粉料理コンテスト 甲信越大会 優秀賞

・2013年12月4日 テレビ朝日ミラクルレシピ出演

 

【芯菜箸(しんさいばし)】

JR上越線・塩沢駅から車で5分

TEL: 090-2679-6283

住所: 新潟県南魚沼市島新田35-1

営業時間:11:00~17:00  ランチ営業のみ

定休日:日曜日

 

 

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