こどもが自ら考える力を身につけるには、ゴミ拾い活動が一番な理由
「ゴミを捨てる人に『捨てるな!』と説得するより、拾える人が拾った方が早い」
と常々、思っているジンボラボの神保貴雄(@minamiounuma)です。
今回もゴミを拾いながらいろいろ考えたのですが、ゴミを捨てる人を説得することと、ゴミ拾いをすることは別に考えないといけないな~と。
「お前が捨てるから、俺が拾わなくちゃいけない」
という風に考えるとちょっと話が噛み合わなくなりますよね。
「お前が捨てるかどうかは、お前の問題であり、俺が拾うかどうかは俺の問題である」
というスタンスで説得しなければ、話はいつまで経っても平行線。堂々巡り。いたちごっこ。
ゴミ拾いはもはや『哲学』の域に達しているな~と、いつも考えさせられます。
そういう意味でもこどもたちに参加してもらう意義があると僕は考えています。
ゴミを捨てる人を説得しながら、ゴミを拾うのがベストなんだろう……と少しだけ考えが深まりました。
この記事のもくじ
2018RUNBAKAゴミュニティー
4月8日、ゴミ拾い活動「ゴミュニティー」を開催。
大人とこどもを合わせて35名ほどの方に参加していただきました。
去年からお天気に見放されているRUNBAKA。この日も前日には「雪」マークが出現(笑)。
どうなることかと思いましたが、なんとかギリギリセーフ。
2017年11月に開催したRUNBAKA逃走中、略して「RUN逃中」はまさかの大雪の中でも開催になったことは記憶に新しいところ。
みんなの日頃の行いのおかげか、最悪の事態はなんとか回避。
クラウドファンディングで感謝!
8:30に六日町大橋の下に集合だったのですが、とにかく寒い!!
写真でわかる通り、みなさんかなりの厚着。その上にゴミ拾い中に目立つようにビブスを着用。
こちらのビブスは昨年、クラウドファンディングでいただいた資金で購入させていただきました。パトロンになっていただいたみなさま、あらためましてありがとうございました。
これで車に轢かれても僕的には諦めがつくってもんです(笑)
JINBO
同じユニフォームを着るだけで連帯感が生まれるから不思議。
雪解けの河川敷はゴミがいっぱい
僕が担当したのは魚野川沿いの河川敷。
こちらは僕のランニングコースということもあり、前からゴミが気になっていたところ。
そもそもゴミュニティーのはじまりは「ランニングをしていると車で走っているのとは違って道端のゴミが目立つ」ということなんですよね。
どうせなら気持ちよい道を、気持ちよく走りたいじゃないですか。私利私欲でいいんですっ!!
不法投棄の現場
一ヶ所河川敷沿いの橋のたもとに、車が駐車できるくらいのスペースがあるのですが、そのあたりが不法投棄の温床になっていました。
こういうスペースがあるとゴミを捨てやすいんでしょうね。僕が捨てる立場でも、ここに捨てると思いますもん(笑)。
なぜか植木鉢が多いですね。多種多様なゴミが鎮座しておりました。
この場所にかなり時間をとられてあっ!という間に活動限界時間の2時間が終了。
拾ったあとは分別作業
可燃ゴミと不燃ゴミに分別。
腐臭やら異臭やらが漂うなか、みんなでチャキチャキと分別作業を進めます。
こちらはFacebookページにてライブ配信しましたので、お時間のある方はこちらからどうぞ。
ゴミ処理場まで集めたゴミを運び終えるとことまで中継させていただきました。
ゴミ拾いダイジェスト
みんないい顔してるじゃん!!
じんぼのまとめ
最初にも書きましたが、ゴミ拾いってゴミを拾うことだけではなく、拾いながらいろいろ考えさせられるんです。
- なぜ、ゴミを捨てる人がいるのか
- 捨てる人はどんな気持ちで捨てるのか
- なぜ、このゴミが捨てられたのか
- 捨てられたゴミはどんな気持ちだろうか
- このまま拾わなければどうなるのか
僕的に言うと、もっとこどもたちに参加して欲しいな~と。こんな感じで自分で考える力が身につくと思います。
ということでもっと、このゴミュニティーに参加しやすくするための工夫が必要だな~と。
ゴミを拾うと同時に、いろいろなモノを「拾う」ことができるのがゴミ拾い活動の醍醐味です。
次回は2018年の秋に開催予定ですので、いまからイメージトレーニングを忘れずに(笑)。