【こどもと2回目の手作り味噌】簡単レシピと作り方を紹介
この記事のもくじ
「ヤァーッ!!」
我が家のダチョウ倶楽部の登場じゃい!
去年は次男がいなかったので、今年は勢ぞろいで二年目の「手作り味噌作り」を体験。
手作り味噌ができるまで~road to MISO~旅立ち編(笑)
去年のようす↑↑↑こちらもチェックしてみてください。
さてさて…今年の味噌仕込みはどうだったか!?
レポートさせていただきますね。
ほとばす
まずは乾燥して保存してあった大豆を「ほとばし」ます。
こちらの方言で『水に浸す・水で戻す』ことをほとばす…と言います、多分。
まん丸だったお豆ちゃんが…
10時間ほど水にほとばすと2倍~2.5倍くらいのサイズに。
丸だったものが楕円になります。
ピーナッツみたいアルよ。
材料は…
レシピを見ると「乾燥大豆が500g」「糀(こうじ)800g」「塩200g」となっています。
今回、僕の場合は“4倍”して乾燥大豆が2000gですから…
糀を3200g、塩を800g用意しました。
時はきた
さて一年振りの決戦の地へ…
「調理実習室」なんど聞いても懐かしい気持ちにさせられます。
(中学生の頃の調理実習でほろ苦い思いであり)
AM9時に会場に集合
で、午前中はひたすら“ほとばした大豆”を煮て柔らかくしていきます。
火力を調整しながら水を足し、アク取りをします。
どんなときも
どんな時も僕が僕らしくあるために…
こどもたちは自分たちの世界に出入りしながら、たまにアクを取ってくれます。
アク魔との壮絶なバトル
アクって「灰汁」って書くって知ってました?
結構、出るんですよね~。
とにかく柔らかくなるまで煮て!煮て!!煮まくります!!
煮るヴァーナ♡
悪いおじさん
おとなはいつも悪いことを企てています。
その一例(笑)。
歴戦の味噌たち…
味噌も時間が経ち熟成が進むと色が濃く変化します。
なんとも美味そう…ジュル。
人間も味噌みたいに熟成している人ほど色が濃く変化すれば見た目でわかっていいのにね。
ちなみに写真下の鮮やかなお味噌は「レンズ豆」という豆を使った“変わり味噌”。
ちょっといただきましたが、ちゃんと味噌になってました。
骨壺じゃないよ
しかし、小川が用意した『味噌桶』が立派でしたね~。
格好から入る!というのがRUNBAKAスタイルですので、しっかり踏襲してらっしゃいます。
僕も小川に「神保も桶、買いなよ」と言われていただのですが、まだそこまでの勇気がなかったです。
36歳のおじさんが味噌桶の話で盛り上がるとは…(笑)。
吉川糀
あのシンバルを上段蹴りする人ですね。
「糀(こうじ)」の登場です。
この木でできた「へぎ」と呼ばれる器で糀をつくるのが木津醸造スタイル。
大量生産するのではなく一枚、一枚のへぎに手をかけて育てでいきます。
ちなみに『へぎおこし』と呼ばれる技法なんだそう。
五代目・木津誠
南魚沼市大桑原にある「木津醸造所」さんの木津誠さんが自慢の糀を持参で馳せ参じてくれました。
ホームページを拝見させていただきましたが、なんと『五代目』なんだそう!
単純にすげー。
木津さんとはランニングを通して繋がらせていただきました。
今年、最初の糀の華
今朝、できたばかりの糀…降ったばかりの新雪のようで美しいです。
こんな贅沢な味噌作り、ほかにはありますまい。
木津醸造所さんの情報はこちらから。
味噌はもちろん、醤油や糀のオンライン販売もされいます。
おっ!話題の「塩こうじ」もありますね。
すてきな演出ありがとうございました!!
塩切り!!
この出来立てホヤホヤの糀に塩を混ぜていく作業を「塩切り」と呼びます。
去年は笹川流れの塩でこしらえたので、今年はちょっと変わりダネで…
『長崎の花藻塩』をアマゾンでポチっ。
藻塩についてはDASH島でリサーチ済み(笑)。
こういう作業には喰いつくよね~
放っておけば一生やってんじゃねーかー、くらい盛り上がってます。
お、お父さんもちょっと混ぜてぇ~な。
チャクチャク
悪いおじさん達の悪い仕事も着々と進んでいます。
ナチョス!ナチョス!ドンタコス!!
俺のカレー
昼食用に持ち寄った手作りカレーもいい感じに仕上がりました。
100均のレトルトカレーを8種類混ぜたらメチャうまだった! | 【新潟県南魚沼市の整骨院】ケガのことなら「神保接骨院」
詳細はこちらにて。
さてさてここらでランチタイムとしけ込みましょうか!!
ワイワイ食卓
参加者ひとり一品持込みということで、かなり贅沢な様相を呈しました。
このみんなで食卓を囲んで、あーでもないこーでもないといただくのって好き。
僕のカレーもなかなかの評価(ニヤリ)。
カグライジンには気をつけなはれ!
なかでもバツグンに美味しかったのが、悪いおじさんが手と手をとって作り上げた『タコス』。
トウモロコシの粉と、小麦粉で作った本格派!!
チリソースとキャベツ、トマト、たまねぎ、チーズなどをお好みで挟んでいただきます。
悪いけど、コレいくらでも食べられるわ。
ただしカグライオンのかけ過ぎには注意、あれ、予想以上に辛い!
本格派の一杯で一服して…本日のメインイベントへ。
出る杭は豆ごと潰される
煮上がった柔らかぁ~くなった大豆をひたすら潰す作業です。
これが地味に辛い…。
そうそう、僕は去年の倍になる「大豆2kg+糀3.2kg+塩0.8kg」6kg分の出来上がりで用意しました。
ということ倍々ゲームで豆を潰さなければなりません。
あ~でも乾燥した豆2kgだから、水にほとばして倍になったとしたら4kg…ということは出来上がりは8kgだっ!!
ならぬものはならぬ!!
怪力自慢の小川もこの表情。
マフィアがとどめをさしているときのかおです。
あっ!ひとんこといえねーや(笑)。
きょうはこれくらいにしといてやろ~か
なんだ~らかんだ~らで、かなり大きめの粒が残っているのはご愛嬌。
さきほど塩切りしたものに潰した大豆を混ぜていきます。
バラバラだった糀と塩が、大豆という繋ぎを得て、少しずつ形になっていきます。
学級崩壊+金八先生=涙の卒業式
みたいな(笑)。
次男は早い段階で戦線離脱(笑)
次は丸めて「味噌玉」と呼ばれる状態にしていきます。
固さの目安は“耳たぶ”程度とのこと。
自分の耳たぶを触って確認しながらね。
フンコロガシよろしく
できたぁ~~!!
このときばかりはフンコロガシに憑依してもらいたくなりますね。
いや~丸い丸い。
これを桶に詰めていきます。
本来ならこんな感じで…
空気が入らないように桶底に向かって投げつける…のですが、まだそこまでのパワーがありません。
おとなしく静かに詰めていきましょう。
仕上げはお父さん♪
最後はこの道二年のシェフ自ら隙間なく樽に成敗していきます。
下手に隙間が空くと、そこから菌が侵入してカビが生えてしまうそう。
そうならないよう丁寧に表面を滑らかにしていきます。
ここにも匠が…
斉藤工もびっくりの匠っぷり。
表情だけならまさに『巨匠』。
木の樽だしね(笑)。
超簡単!これで出来上がり!!
最後に雑菌の繁殖を抑えるために塩を表面にふってRAPで密閉して完成!
このまま一年待つ!大器晩成!!
(上手い!RAP!!)
仕事をしたあとの男
やりきった表情の小川と僕。
互いの味噌を称え合い、酒を酌み交わしながら舐め合うのは一年後…。
それまでお互い元気でいような(笑)。
まめきれい
神保流情操教育「味噌作り」今年も無事に仕込み終わりました。
こどもたちにもイイモノが伝えられたのではないでしょうか?
おうちや学校で料理を作ることはあっても、その料理を作るための食材自体を材料からつくる…という経験はあまりないですから。
こういう機会をつくっていただけて、ありがたい限りです。
僕にとっても古の知恵を文字通り体感できる稀有な場。
たくさんの仲間に囲まれてすばらしい時間となりました。
また来年も(ニヤリ)ですね。
じんぼのまとめ
去年の味噌は一年待たずして、すべて食べ終わりそうな勢い(笑)。
きゅうりに付けて食べたり、みそ汁にして食べましたが違うんです。
「あっ!これ俺の味噌だっ」って不思議とわかります。
市販のモノにははに温かみやコク、風味があるんですよ。
さぁ!来年はあなたの番です
ジンボ