どうしてあなたはそのコーヒーを選んだのですか?僕に教えてください。
コストコ童貞のジンボラボ 神保貴雄です。
あなたはコンビニで缶コーヒーを買ったことがありますか?
僕はよく利用するのですが、あまりにも種類が多くて毎回卒倒しそうなくらい迷います。
また、各コンビニで販売しているコンビニコーヒーも人気ですよね。
あれはあれであなどれない!
あなたも一度は飲んだことあるのではないでしょうか?
まぁそれにしても種類が多い!!
缶コーヒーなんて僕がこどものころは3〜4種類しかなかったと記憶しております。
https://blogs.yahoo.co.jp/toshio_yamaguchi_papa/20277585.html
わー!なつか死!!
ということで今回は……
現代人はコーヒーひとつを買うにしても、めちゃくちゃたくさんの選択を迫られている……ということお店の人は理解していますか?
というお話です。
で、それを理解してどうしたらいいかについて。
それでは早速いってみましょう!
この記事のもくじ
まずはコンビニ選び
まずはどのコンビニでコーヒーを買うか決めなくてはいけません。
これは地域にもよると思いますので、僕が住む新潟県南魚沼市を想定します。
▶︎セブインレブン
▶︎ファミリーマート
▶︎ローソン
この3つのコンビニのうち、どこに行くかをまず決めます。
・ここから一番近いのは……
・いつもよく行くのは……
・コーヒーマシンがあるのは……
などなど頭に浮かぶのではないでしょうか。
レッツ!コンビニ!!
缶コーヒーかコンビニコーヒーか
2013年にセブンイレブンが「セブンカフェ」と称してコンビニコーヒーの販売をスタート。
一気に市民権を得ました。
僕もよくお世話になります。
そこから一気にほかのコンビニにも、その流れが広がりましたよね。
店内に広がるコーヒーのいい香り……。
たまりませんね!
どの缶コーヒーにするか
いざ缶コーヒーと決まったら、次はどの商品にするかを決めます。
▶︎BOSS
▶︎ジョージア
▶︎WONDA
▶︎タリーズ
▶︎ドトール
▶︎FIRE
▶︎UCC
▶︎ダイドー
▶︎スターバックス
上の画像にある通りざっと見ても20種類近くありますよね。
いつの間に、こんなに増えたんだ……。
さぁ!!ここからが本番です!!
値段
各社さほど大きな差はないので、あんまり関係ないかもしれません。
とくにこだわりもなく「まぁ、どれでもいいや」って時は一円でも安い方を買ってしまったりしません??
そんななか逆にちょっと高級志向の商品を出すメーカーもあったりして。
値段ひとつをとっても、各メーカー生き馬の目を抜く熾烈な戦いを繰り広げています。
無糖か?微糖か?低糖か?
次に選ぶのは「甘さ」のレベルですね。
▶︎無糖
▶︎微糖
▶︎低糖
無糖はわかると思いますが、微糖と低糖って何が違うかわかりますか?
人によっては「微糖の方が甘いんじゃないの〜」だの「いやいや低糖の方が甘くないでしょ!?」だの……
ボケッと生きてんじゃねーっ!!(チコちゃん風に)
これね、実はまったく同じ意味なんですよ。
「糖」に関する表示のルールは、食品表示法で規定されています。
飲料の場合、100mlあたり0.5g未満であれば「無糖」。
2.5g未満であれば「微糖」「低糖」などの表示を使用してもよいことになっています。
あとはカフェオレとか牛乳が入ってるとかもありますね……まさに選択パラダイス!!
次は大・中・小
サイズ選びも大切ですね。
最近、やたらとでかいボトルタイプが出ましたよね。
▶︎ビッグボトル
▶︎普通のボトル
▶︎背の高い缶
▶︎背の低い缶
こちらの4種類かな。
さぁ!選ぶがいい!!
まだまだ選びますよー!
ザッ!と、これだけの選択肢をくぐりぬけて、最終的にどれを買うのか決めなくてはいけません。
何の情報もないままだったら途方に暮れて、コンビニの冷蔵庫の前で立ち尽くしてしまいそう。
正直なところ缶コーヒーにそこまで「こだわり」ってないじゃないですか?
マズくて飲めない!!なんて商品はないし、どれを買ってもそこそこ美味しいし……。
そんなときに最終的な基準になるのが、次の3つだと思うんですよね。
①以前、飲んだことがあるか
②CMやパッケージの印象
③リアルなクチコミ
こんな感じでしょう。
同じようにここでまた選択肢を突きつけられます。
①以前、飲んだことがあるか
●また同じのにしよう
◾︎今度は違うのにしてみようか
この2つの選択肢が突きつけられます。
②CMやパッケージ
商品の名前を聞いたり、ロゴをみたりすると不思議とCMを思い出しますよね。
宇宙人のおじさんと言えば「BOSS」じゃないですか。
商品の名前とイメージを15秒で、いかに刷り込めるか……がCMの価値を決めます。
コンビニや自販機で、ずらっと並んだ缶コーヒーをみた瞬間に「意識」はしていませんが、各商品のCMが脳裏によぎってるはず。
そのイメージで商品を手に取るか、そうじゃないかが決まります。
③クチコミ
職場の先輩がいつも飲んでるとか、誰かがおいしいって言ってたとかですね。
コンビニコーヒーが人気なのは、実際にお店でコーヒーを入れてる人がたくさんいるからだとも思います。
「あの人も買ってるから、僕も(私も)買ってみようかな」
実際に「おいしい」という言葉がなくても、たくさんの人が支持しているのが伝わってきますよね。
これもある意味クチコミ。
これを書きながら気付いたのですが、セブンイレブンのコーヒーマシンって思ったより時間かかるじゃないですか。
かといってその場を離れるわけにもいかない。
そうすると自動的にマシンの前で1分くらいは待ってないといけません。
現代の最新技術を使えばもっと早くできそうなもんじゃないですか?
ほかのお客さんがそれを見てどう思うと思いますか?
「あーまたコーヒーマシンの前に人がいるよ。めっちゃ人気あるな」
これが10秒くらいでコーヒーが出来上がってしまえば、こうはなりませんよね……。
恐るべしセブンイレブンの戦略!!
話が逸れましたが、とにかく缶コーヒーを一本飲むのにも無数の選択をしなくてはいけません。
ということを頭に入れた上で、あなたのお店の商品やサービスを選んでもらうためには、どんなことを考え実行しなくてはいけないか……を考えてみてください。
どうしてあなたはそのコーヒーを選んだのですか?僕に教えてください。まとめ
選択肢が増えること自体は悪いことじゃないし、むしろいいことだと思います。
ただ、そこには買う側の「選び出す」というコストが発生。
無意識ですが脳ミソのパワーをかなり消費すると考えられます。
お店側はしっかりと、このあたりを理解しましょう。
で、次に考えるべきは……
いかに買う人の「選び出すコスト」を抑えてあげることができるか
どのように買ってもらうまでの道づくりをデザインするか
ということですね。
近道をつくるってことなんですが……長くなってきたので、また別の機会にくわしく解説します。