非の打ち所のない美しい麺線に惚れ込む「麺処 清水」南魚沼本店の3杯を堪能

メンヘラ先生、略して「メンセン」、ジンボラボ 神保貴雄(https://twitter.com/minamiuonuma)です。
国道17号沿いにひっそりと佇む「麺処 清水(めんどころしみず)」。
黒を基調とした外観に、静かに掲げられた暖簾。
店の前を通るだけでは、その奥にこれほどまで完成度の高いラーメンが潜んでいるとは気づかないかもしれません。
しかし、一歩足を踏み入れたその先には――
“美しい麺線”が描く、まるで作品のようなラーメンたちが待っています。
今回は、こちら南魚沼本店にて実際にいただいた3種「タンタンメン」「塩そば」「ニボマッハ!」を中心に、その魅力をご紹介します。
この記事のもくじ
南魚沼が誇るラーメンの聖地、それが清水
店舗はJR六日町駅から車で約8分。
黒木の壁と控えめな看板が、隠れ家のような落ち着いた雰囲気を演出しています。
店内に入ると、木のぬくもりを感じる明るい空間。
券売機スタイルで、ラーメンやご飯もののメニューがずらりと並びます。
そして、どのメニューにも共通しているのが、見惚れるほどに整った「麺線」。
スープに沈まず、くるりと上品にたたまれたその姿は、まさに職人技と呼ぶにふさわしい美しさです。
【タンタンメン】旨辛×鶏のWパンチ!食べごたえ十分な創作系
まず最初にいただいたのは「タンタンメン」。
濃いめの鶏清湯スープに、香味油と自家製辣油が浮かび、ひと口目からコクと香ばしさが押し寄せます。
ベースにはミンチ肉、そしてたっぷりの刻み玉ねぎとニラが乗り、口の中で辛味と甘味が交互に広がる設計。
麺は中太ストレートで、しっかりとしたコシと滑らかな口当たり。
スープをしっかりと持ち上げながらも、主張しすぎず、絶妙なバランスで調和しています。
見た目もまるで一枚の絵画のようで、レンゲを入れるのが惜しくなるほど。
【塩そば】黄金のスープと麺線の芸術。清らかさ際立つ逸品
2杯目は「塩そば」。
透き通った黄金色のスープは、鶏と塩の旨味が織りなすクリアな味わい。
口に含んだ瞬間に広がる上品な香りと、雑味のないピュアな余韻が印象的です。
そして特筆すべきは、器の中でたおやかに折りたたまれた“美しい麺線”。
自家製のストレート細麺は、舌触りが非常になめらかで、喉を通るたびにスープの風味を優しく引き立ててくれます。
チャーシューはしっとりと仕上げられた低温調理。
穂先メンマとカイワレの清涼感が、味のアクセントとして機能しており、塩ラーメンの理想形と言える仕上がりでした。
【ニボマッハ!】煮干し爆発。個性派でも飲み干せる中毒性
最後にいただいたのは、インパクトあるネーミングの「ニボマッハ!」。
名前から想像される通り、煮干しの風味が全開の一杯ですが、驚くのはその“飲みやすさ”。
エグみや苦味を感じさせず、むしろ煮干しの香ばしさと旨味だけを残したスープは、濃厚ながらもマイルド。
麺は黄色みがかった中太ちぢれ麺。
スープをしっかり絡めながらも、ぷりぷりとした弾力で食べごたえ抜群です。
トッピングはチャーシュー、刻み玉ねぎ、岩海苔など。
煮干しのパンチに負けず、全体の構成がよく練られた一杯でした。
ご飯ものも要チェック。チャーシューご飯で締める幸せ
セットでいただいた「チャーシューご飯(150円)」は、甘辛ダレで味付けされたほろほろのチャーシューとご飯が相性抜群。
仕上げに卓上の黒胡椒を思いっきりプラス!
ラーメンの余韻を残しつつ、最後まで満足度高く締めくくることができました。
麺処清水【南魚沼】アクセス&駐車場、電話番号・営業時間・定休日
営業時間:平日 11:00〜15:00 土日祝 10:00〜15:00 17:00〜20:00
定休日:なし
アクセス:JR六日町駅から車で約8分/国道17号沿い
駐車場:あり(店舗前10台以上)
Instagram:https://www.instagram.com/mendokoro_shimizu/?hl=ja
非の打ち所のない美しい麺線に惚れ込む「麺処 清水」南魚沼本店の3杯を堪能、まとめ
「麺処 清水」は、南魚沼に根ざしたラーメン文化の“本丸”ともいえる存在です。
王道から創作限定系まで、その一杯一杯に店主の技術と情熱が込められています。
中でも“美しい麺線”の丁寧な仕上がりは、食べる者の目と舌を同時に楽しませてくれる芸術の域。
南魚沼を訪れたなら、必ず寄ってほしい、そして味わってほしいラーメン店です。