しばゆーも注目!アドラー心理学の目的論をわかりやすく説明してみた
いつも、ありがとうございます。
ジンボラボの神保貴雄(@minamiounuma)です。
2017年2月に長野市にて「アドラー心理学」を学んできた時のようすをまとめてみました。
この記事のもくじ
人気YouTuberの「東海オンエア」のしばゆーさんも絶賛するアドラーの目的論
動画の後半に「アドラー心理学・目的論」が出てきます。
控えめに言っても、東海オンエア大好きです(笑)
今回は講座が終わってから講師の山田鷹さんと参加者のみなさんでお食事をさせていただきました。
僕はもちろん運転なので涙と一緒にノンアルビールを飲みました(笑)。
こういう場面じゃないと伺うことができないこともありますので、とても充実した時間となりました。
…ということで!!
第二回『アドラー心理学ELM(エルム)講座』に参加して参りました。
会場は前回と同じく、長野市の市街地にある生涯学習センター。
南魚沼市から長野市まで車で2時間半くらいかかるのですが、この道のり…嫌いじゃありません。
新幹線で東京シティーに行くより俄然、気持ちが軽い僕がいます。
やっぱ山が見えるところは落ち着くんですよね。
当日はお天気もちょうどよく、ドライブ気分でランランRUN。
さて、今回は迷うことなく会場にたどり着くことができました。
それだけで、なにか一か月の間に成長した気になる単純で純情な1/3の感情な僕。
アドラー心理学とは…
「アドラー心理学」とは、ウィーン郊外に生まれ、オーストリアで著名になり、晩年はアメリカを中心に活躍したアルフレッド・アドラー(Alfred Adler、1870-1937)が築き上げた心理学のことです。
欧米では、「個人心理学」(Individual Psychology)と呼ばれていますが、日本では「個人」と言うと、「社会」と対比した個人のための心理学のニュアンスが強いので、「アドラー心理学」で通っています。
アルフレッド・アドラーさんが作り上げたので『アドラー心理学』と呼ばれているんですね。
アドラー心理学の基本的な考え方(理論)の概略は、以下のとおりです。
- 人間の行動には目的がある(目的論)
- 人間を分割できない全体の立場から捉えなければならない(全体論)
- 人間は、自分流の主観的な意味づけを通して物事を把握する(認知論)
- 人間のあらゆる行動は 、対人関係である(対人関係論)
- 人間は、自分の行動を自分で決められる(自己決定性)
- 人間の生き方には、その人特有のスタイルがある(ライフ・スタイル)
アドラーの心理学は、人間の行動の原因を探り、人間を要素に分けて考え、環境の影響を免れることができない存在としてみなす心理学の対極にあります。
このような心理学は、デカルトやニュートン以来の科学思想をそのまま心理学にあてはめる考えに基づいていますが、アドラーは、伝統的な科学思想を離れて、人間にこそふさわしい理論構築をした最初の心理学者です。
ちょっと堅苦しい感じもしますが、そんなに難しくありません。
僕がピン!ときた、アドラー心理学のこんな言葉があります。
「重要なことは、何を持って生まれたかではなく、与えられたものをどう使いこなすかだ」
アドラー心理学は『使用の心理学』とも呼ばれ、取り上げて考えるのは「なにを持っているか…」ではなく「持ってるものをどう使うか」ということなのです。
料理に例えると「どれだけいい食材を揃えても、作る人の腕がイマイチであればイマイチの料理しかできない」ということですよね。
逆に言うと「食材は近所のスーパーで買ってきた寄せ集めでも、作る人の腕が良ければ美味しい料理が出来上がる…」ということになります。
要は「その素材の価値は適切な使い道が定まってこそ価値がある」ということですよね。
持っている手足をどう動かすか…
こないだのランクリの時にも似たような話をさせていただきました。
ランニングと車の運転をこんな感じで例えたのですが…
いくら燃費のいい車に乗っていても、ガソリンを無駄にする走り(急発進とか急ブレーキなど)をしていたら、なんの意味もない。
多少、燃費が悪い車でも「燃費が良くなるよう」に意識した走りをすれば、それなりに効率的な走りができる…と。
この「燃費が良くなるように」という部分がランクリで取り上げている部分となるわけです。
アドラーのおすすめの書籍は?
ひとくちで説明するのは(いまの僕の力では)非常に難しいので、参考書籍も挙げておきますね。
僕の拙い説明では1割も伝わらない…特におすすめは↓↓↓「嫌われる勇気」です。
今回は参加者4名、こんな感じで少人数制で学べるのでとっても気楽です。
ペアでワークをやって、それをフィードバックしていくのが基本の流れとなります。
アドラーのライフ・スタイル=性格
二回目となる今回は「自分を理解する」ということで“ライフ・スタイル診断”というものを行いました。
アドラー心理学では『性格』のことを「ライフ・スタイル」と呼びます。
(本当は性格と、ちょっとニュアンスが違うのですが…また別の機会に説明します)
簡単に言うと、よくある性格テストのようなものです。
予め用意された質問に答えて、最後に項目ごとに合計点数を出していきます。
結果、僕のライフスタイルは「Cタイプ(コントローラー)」自己抑制タイプという結果。
正直、ちょっとびっくりする結果でした。
しかもほかの項目と比べてずば抜けた数値が出たんですね~。
Cタイプ、自己抑制タイプの特徴は…
「私は失敗してはならない」という理想を強く持っているクール人間。
「わたし、失敗しないんで」どこかで聞いたことあるやつ(笑)。
秩序やルールに忠実で、感情的に自分を表現することが少ない。
しかし実態は感情的にならないのではなく、必死でそれを抑えようとしている。
仕事は几帳面で正確、任せられるタイプ。
とのことでした。
へぇ~~~ってね。
予想していたのとは違ったので、やや困惑。
でも、なんかそーゆーとこもなくはないかと…。
自分ではそんなイメージないのですが…まぁそういうところがおもしろいところなんでしょう。
あなたの中の神保はどうでしょうか??
それから「セルフトーク」についても学びました。
セルフトークについては認知行動療法でもじっくり学んできたところなので理解し易かったです。
セルフトークを制する者は世界を制す!!と僕は個人的に思っています。
しばゆー氏も注目する目的論とは…
今回、僕が一番興味深かったテーマがこちらでした。
人間のどんな行動の背後にも『ポジティブな目的』が存在していて、そのある目的を理解できるようになるためのワークです。
一見、理解不能に見える受け入れがたい行動にも、その人なりの(ポジティブな)目的があるという考え方。
例えば、片づけをしないこどもがいたとします。
親は何度も何度も「片付けなさい!」と繰り返しますが、一向に本人が片付ける気配はありません。
こんなちょっと親を困らせるようなこどもの行動。
よくあると思います。
こんなこどもの行動の背後には、どんな「ポジティブな目的」があるでしょうか??
ちょっと考えてみてください。
親に注目してもらいたい
こんな気持ちがあることが多いのではないでしょうか?
親の言うことを聞いてちゃんと片づけをして何も言ってもらえないなら、「怒られる」という形をとってでもこどもは親に相手にして欲しいという“ポジティブな目的”があるのです。
超簡単に言えば「かまって!かまって!!」の裏返しということですね。
だからと言って単純に「褒める」こともアドラー心理学ではよしとはしないのですが…それはまた別の機会に。
人間の行動には必ず“目的”があります。
この目的の部分まで考えることができれば、いままで見えていなかったものが見えて問題解決に一歩近づくのではないでしょうか。
アドラー心理学ではこちらのことを『目的論』と呼びます。
とっても興味深い考え方だな~って感じました。
上手く説明できたか、わかりませんがどうでしょう(ニヤリ)。
そーそー絶対的なモノとか考え方ってないと僕は認識しているので、そういうところも肌に合う気がしています。
相対的な視点を上手く利用することで、もっともっと生きやすくなるのではないか…ここでいう「生きていくうえで便利なものの見方」ができるのだろうと思います。
アドラー心理学のまだまだ入口あたりでチョコマカしている状態ですが、奥にはまだまだいろいろとありそうですね。
いや!めちゃくちゃあるのでしょう。
少しずつ勉強していきたいと思っています。
で、次回が3回シリーズの講座の最終回なのですが、地元でイベントを開催するため参加できないんです。
実に残念ですが、またチャンスを作ってもらえるように約束してきたので多分、大丈夫!!
いまからたのしみです。
しばゆーも注目するアドラーの目的論 まとめ
今回は二回目ということで、なんとなく場の空気も温かい感じがしました。
特にすべてのワークを終えて、みんなで感想を出し合っているときに、いい感じの雰囲気になったのを覚えています。
これが「共同体感覚」ってヤツかっ!?
とひとりで興奮したのですが…どうだったんでしょうか??
とにかく充実した長野遠征でした~!!