子どものプラセボ反応を育てるのも親の役目
子供のプラセボ反応を育てる
プラセボ効果の反応具合は幼少期の体験が重要になると考えられます。
プラセボにある程度、反応できるようにするのも親の役目だと私は考えます。
「いたいのいたいのとんでいけぇ~」から「ツバつけとば治る」まで伝統的なプラセボは地域や年代などにより、たくさん存在します。
それらがいつ頃から使われてきたかはわかりませんが、今日まで伝わってきとことは見逃せない事実です。
やはり、ある程度軽微な外傷や内科的疾患であれば、各々の家庭で対処するのが色々な意味で賢いのではないかと思っています。
しかし、軽微な外傷(頭部や胸部・腹部への打撲など)も重大な疾患に繋がる場合がありますので、その辺を見極める思考力や知識・経験も必要です。
内科的疾患にも同じことが言えると思います。
と書くと、なんだか難解に聞こえますが、そんなに難しいことでもありません。
かわいい子供の為です、多少の知識を持つのも大切なことです。
自分が子供だったとき、自分の親だったらどういう風に手当てしてくれたか思い出すのも大事なヒントになると思います。
「これくらいなら大丈夫「ここまでいったら病院だ」実際に体感してたわけですから、わかるはずです。思い出してみましょう。
大体それに従って対処していけば、自分の子供も今の自分自身のように心身ともに立派(?)な大人になっていきます。
あなたが生き証人です。
そこにはやはり、知ってか知らずか(大抵は知らず)いくつものプラセボが散りばめられていたと考えられます。
そういえば『赤チン』って昔、ありましたね。よく膝小僧を擦りむくと塗ってもらったものです。
今はすっかり見かけません。
ということはあまり消毒液として意味がなかったのか他にいいものが出たからなのかわかりませんが、まぁ赤チン自体、プラセボだったのでしょう。
あれ塗ったら大丈夫って子供ながらに信じてましたもん。
痛くなったところをさすってあげたり、風邪をひかないと食べられないもの(私の場合は桃やみかんの缶詰)をつくったり、些細なことですが大人になってもこれらのこと、もしくは似たような状況にプラセボが極めて有効に働くようになると思われます。
そうすれば慌てて病院に行かなくてもいいし、薬も必要ありません。
面倒くさがらずに子供の訴えを聞いて、自信をもって対処する。
そして一言「大丈夫だよ、心配いらないよ」。
なにより親のその姿勢(態度)が子供にとって一番のプラセボ効果になるのかもしれません。