「売れるファミコンソフトをつくっても任天堂の背中を押すだけ」どういう意味?
以前、キングコングの西野亮廣さんの講演会に行った時にこんな話がありました。
売れるファミコンソフトをつくっても任天堂の背中を押すだけ。
自らハードを作り出し、さらにソフトもつくる。
ルールメーカーになる。
これで勝つしかなくなる。
そんな状況をつくりだす。
なるほどなぁ〜って。
僕と同じ1980年前後生まれの人が思わず頷いてしまう例え。
今日はこのトピックについて深掘りしていきます。
この記事のもくじ
ルールを創ったヤツが神
ルールメーカーになってしまえば勝つしかないですもんね。
例えば僕が将棋とか囲碁みたいなゲームをイチから創ったとします。
これで向こう10年くらいは僕に勝てる人はいない状況が創れちゃいます。
だってルールを理解しているのも僕だけだし、ルールを変えられるのも僕だけだもの。
あとはどうやってこのゲームの競技人口を増やすか……。
まぁ、ここがめちゃくちゃ問題になるわけですが、とにかく僕に勝てる人はいない状況には代わりはありません。
任天堂の独り勝ち
ここで大事なのが、そういった環境が自ら創れる……ということ。
これを知っているか、そうでないかで人生が大きく変わると思うんですよね。
誰かのつくったルールで生きている限り、いい勝負はできるかもしれませんが、永遠に勝つことはできません。
任天堂が出している「ファミコン」というゲームに興じている間は、任天堂に勝つことはできません。
任天堂が出している「ファミコン」というゲームのソフトを開発している間は、任天堂に勝つことができません。
すべては任天堂の支配下。
あなたが本気を出せば、ルールメーカーになることができます。
そこには死に物狂いの努力と行動が必要。
任天堂も最初は死に物狂いだったと思いますよー。
そういうものでしょう。
まったく新しいコンテンツをつくるのは無理ゲー
とは言え、これだけ様々なコンテンツが出揃ってしまった世界で「全く誰も見たことがない新しいもの」を創り出すのは無理ゲーに近い。
では、どうしたらいいのでしょうか?
ここに新しい生き方やビジネスのヒントが隠されてる気がします。
やり方は無限にあるとは思うのですが、ひとつは「既存のコンテンツを掛け合わせる」という方法。
それによって「なんとなくどこかで見たことあるけど、よく考えると新しいじゃん」という価値をつくりだすことができます。
ゲームで例えると「RPGとシューティングを掛け合わせる」とか「パズルとスポーツ」を掛け合わせるとかね。
ドラクエは途中で「カジノ」というギャンブル的な要素……いまの時代ならコンプラ一発アウト!みたいなコンテンツが加わりましたもんね(笑)。
でも、みんなカジノのスロットとポーカーに熱狂したものです。
いきなり話が変わりますが、僕で言うと……
- 柔道整復師
- ブロガー
- SNSアドバイザー
- クラウドファンディングアドバイザー
- 動画クリエーター(YouTuber)
このあたりを掛け合わせている感じになるのかな、と。
ひとつひとつはよくあるカテゴリーですけど、それを掛け合わせることで唯一無二な存在になることができます。
あとは競合が少ないジャンルを選んで圧倒的にいい作品をつくる……など。
パズルゲームなんてRPGやアクションゲームに比べたら、暗くて地味なイメージがありますが、テトリスとぷよぷよの登場で一気に人気ゲームとして注目を浴びることに。
そういうやり方もアリですよね。
僕がいまからオリンピックを目指すとしたら、日本で一番競技人口が少ない競技を攻めますもん。
無駄に走ったりしません(笑)。
馬に乗ってPDCAサイクルを回せっ!
で、大事になるのが今言ったように「リサーチ」すること。
競技人口が多いところを攻めてもオリンピックに出れる確率は非常に低くなりますが、少ないところを攻めていけば今からでもいけるかもしれません。
どの種目の競技人口が少ないのか、色々な角度からリサーチして、検証することが一番の近道だとは思いませんか?
マラソンでオリンピックでに出場するのは「ほぼ完全無理ゲー」ですが、馬術ならまだいけるかもしれない……ということですね。
(馬術でオリンピックを目指している方には申し訳ないですが)
ここでひとつ大切なのが「リサーチだけでもNG」ということ。
頭の中だけでシミュレーションしてるだけだと、なにも始まりません。
最初はネットなどの情報で下調べして、そこだけで終わらずに、現実社会ではどうなんだろう……というところまでリサーチできてこそ。
さっきの例えで言ったら、馬術の競技人口をネットで調べたら、次は実際に馬に乗りにいってみる!みたいな感じですね。
このあたりをしっかり理解して「PDCAサイクル」を回すことができれば、あなたのオリンピック出場が一歩近きます。
PDCAとは「Plan(計画)」、「Do(実行)」、「Check(評価)」、「Action(改善)」の頭文字をとったもので、業務の効率化を目指す方法の1つです。日本では1990年代後半からよく使われるようになった方法で、計画から改善までを1つのサイクルとして行います。
ラスボス、俺
僕もいつかはルールメーカーになるべく頑張っております。
どんなゲームにしようか夢想、妄想の毎日。
まずは僕が僕の創ったゲームを全クリして、あなたにもプレイしてもらいたいなぁ。
で、一緒に「あーでもないこーでもない」とルールを変えていけたら楽しそうだなぁ。
そんな日がくることを夢見て、今日もパソコンのキーボード叩いております。