【トレイルランナーヤマケンは笑う】このタイミングで読むのがベスト

そのときに薦められた、こちらの一冊…。

さっそく、取り寄せて読ませていただきましたの紹介します。

著者の山本健一さん（通称ヤマケン）は松永さんと同い年で、公私ともにとても仲良くしているそうです。

実は、この本の中にも松永さんがチラチラと登場するのですが…

僕がヤマケンさんのことを知ったのは2011年のＵＴＭＢという海外のレースで10位に入賞した時でした。

なにげなくトレイルランの雑誌を読んでいたら、そのレースの特集が組まれていて、でかでかとヤマケンさんが載ってらっしゃいました。

「外国の選手のことはよく知りません」

「順位や天候は自分ではどうにもできないから考えません」

「レース中はいつも笑顔です」

などなど…。

なかなか衝撃的？じゃないですか。

本書はそんなヤマケンさんのいろいろな面を紹介しています。

教師としての山本健一…親としての山本健一…夫としての山本健一…トレイルランナーとしての山本健一。

主に出場されたレースを振り返りながら進んでいくのですが、各章ごとにヤマケンさんの近くにいる方々のインタビューも載っていて、あらゆる角度からヤマケンさんにスポットライトを当てていきます。

注目したいのはその思考

本業はもちろん『教師』なわけですから、どこまで競技者としての自分自信をフィジカル的にメンタル的にも鍛え上げていくのか…。

そのあたりの葛藤と工夫も伝わってきます。

ひざのケガなどのケガで決して順風満帆ではないみちのりですが、そのなかでもヤマケンさんは強靭なフィジカルと最強のスマイルで、どんな高い山でも乗り越えてしまいます。

その強さの秘密が文書の端々に散りばめられているように感じました。

この本を読むべきスチュエーションを考えてみました。 それはやはりズバリ！！

このタイミングに限ると思います。

松永さんも、この本を大事なレースの直前に読んで力をもらい好成績を収めました。

『走れることの幸せ』を噛みしめながら進めていくレースは、その時間をとても豊かなものにしてくれます。

くわしくは本書を手に取っていただき『ヤマケン的思考』を、まじかに感じながら吸収していただけたらと思います。

レースの前日はゆっくりした気持ちで、こちらを読めば間違いなし！！