ロ・マン24 in まつだい『24時間耐久リレーマラソン』を徹底解剖
ど~も、ど~も、ロマンスがありあまっている神保貴雄(@minamiounuma)です。
この大会の噂はランニングを始めた当初より聞いてはいたのですが、やっと参戦することができました!
その名も『ロマン24inまつだい~24時間耐久リレーマラソン~』
大会の流れや雰囲気を徹底解剖してみますね。
この記事のもくじ
ロ・マンの風になってきました…
熱いね。
で「ロ・マン」って「ロマン」となにか違うんでしょうか?
カウントダウンを告げるタイマー
会場は新潟県十日町市松代にある「松代総合体育館」。
制限時間が10/1(土)の正午スタートで翌日2日の正午までの24時間。
1周、2.13kmの周回コースを最大10名のチームで走り続け、その周回数を競います。
私は午前中は仕事をして午後から佐藤接骨院の大輔先生と会場に入りました。
一番上の写真は会場に到着して5分後には選手として走り出している大輔先生(笑)。
ここのところ雨が降り続く日が多かったのですが、この日は寒くもなく暑くもなく絶好のロ・マン日和。
私の足元は購入したばかりのビブラムファイブフィンガーズ!!
慣らすために初投入!!これ見てるだけでもテンションあげあげっすわ。
1チーム最大10名のチーム戦
今回は「南魚沼こしひかり」というチームに加えていただくことができました。
AチームとBチームに分かれて総勢20名でタスキを繋ぎ続けました。
どのタイミングでどのランナーに走らせるかも戦略のひとつ。
休みの時間なども考慮しながらオーダーを決める必要があります。
ちなみに私はBチームで出場。
写真はAチームの絶対エース今井君。
優秀なシェフを雇いなさい
大会中の食事などもすべてチームで用意するのがルール。
こしひかりチームのシェフをつとめてくれたのが南魚沼の伝説のランナー佐藤さん。
前日から仕込んでくれた、カレーと豚汁をありがたくいただきました。
ちなみに佐藤さんはダンナさんとともに『100名山』を踏破されているスーパーばあちゃんです。
いまもなお現役ランナーとして地元の大会に出場しています。
日が暮れてからが勝負…
もうすっかり日が暮れるのも早くなりました。
気が付けばもう真っ暗…。
そんななか出場ランナーは黙々と走り続けてます。
食べて飲んで走れ!!
会場の松代総合体育館の下がピロティーになっていて、各チーム割り当てられた場所に陣取ります。
ここをホームにして休んだり煮炊きをしたり仮眠をとったりします。
地震が起きた時などの避難所みたいな雰囲気です。
『明るい避難所』そんな風に形容したいと思います(笑)
どこで走るか…どこで休むか…
私は暗くなるまでに2周ほど走りました。
そこからチーム内の他の選手を休ませるために20時から1時までの5時間を3人で担当しました。
このあたりの駆け引きが、あとあと響いてくるわけです。
1周だけだとせわしないので2周を1セットで交代で4セット+時間調整で1周という計算。
距離にして約20km…(総走行距離23km)。
この時間帯になかなかハードなミッションでしたね~。
やっとこさミッション遂行
1周するごとにタイムが落ちてくるのがわかります。
昼間のあの元気はどこにいったのやら…かえってこぉ~~いあの元気!!
それでもなんとか20kmを走り切って深夜1時…
ぐったりしながらホームに戻りました。
いかに睡眠をとるかも次回の課題
まず会場にあるシャワー室でシャワーを浴びて、さっぱりさっぱり。
すぐに横になろうかとも思いましたが、せっかくラン仲間がたくさんいる状況…たのしまないわけにいきません。
着替えを済ませて近くのrun友とトークセッション。
先日開催された信越五岳やUTMFの話でひとしきり盛り上がりました。
さて、明日に備えて寝よう!とホームに戻ると〇盛りが始まってました。
もちろん飲むよね~日本〇をチビチビしながら、またランニング談義に華が咲きます。
AM3時、さすがに眠くなり仮眠所として解放されている体育館へ寝袋とマットを持ってGO。
横になったのですが、なかなか寝付けず…寝たんだか寝てないんだか。
次のスタートが6時ということなので5時半まで休みリスタートしました。
満を持して登場したのは…
外に出てみると、すっかり夜は明け会場はすでに熱気に包まれていました。
ここからゴールの12時まではメンバー全員でタスキを繋ぐので大体1時間に1本走ればいい計算。
余裕かな…と思って走った1本目(12本目)の体の重いこと重いこと(笑)
そいの次の2本目(13本目)ではワーストタイムを叩き出す始末。
「これじゃイカン!!」と一念発起して“ドラえもん”のように出したアイテムが…
おしゃれは足元から…
そう、もうひとりの相方『ワラーチ』さん。
こいつに一発逆転劇を演出してもらうことにしました。
ワラーチに履き替えると圧倒的に他の選手に見られます(笑)
会場でワラーチを履いているのは私だけでしたね。
逆に悦ですね、悦(笑)。
困ったときの“はだし”頼み
ワラーチで走った14本目。
意地の走りで1周10分を切るタイム(㌔4:30)で入り、やっぱワラーチやな…と。
いよいよクライマックス最後の15本目!!もワラーチで、と走りだした瞬間左足の拇趾に擦れた痛みが…
迷いもせずワラーチを脱ぎパンツの後ろに突っ込み『はだし』で走りだします。
ということでラスト1周は、はだしで走り抜けました。
ロ・マンは終わらない…
ビブラム→ワラーチ→はだしの三段活用!!
それでもなんとか10分をギリ切ることができ大満足。
これでトータル15周(32km)の私のロ・マンはフィニッシュしました。
とは言えチームの選手はまだ12時までタスキをリレーし続けます。
最終ランナーのお二人。
あっ!八千代寿司の大将・早川さん。
おっ!ツッキーさんにトモさんにイケッチさん。
賑やかな24時間もそろそろ終わりです…
最終のランナーをチーム全員で出迎えます。
この感じ…なんかいいなぁ。
10/2正午、まつだいの熱い一日が終わりました。
家に帰り改めてゼッケンを眺め「24時間…しんどかったなぁ~」という気持ちと「よくやったなぁ~」という気持ちで胸がいっぱいに。
堂々の2位入賞!!
そして、なんと!!
『南魚沼市こしひかり』のAチームが2位に入賞!!という快挙を成し遂げました。
24時間で158周、338km走ったことになります。
正直、Bチームで良かったなって…(笑)
そんなこともあり打ち上げも大盛り上がりでした。
チーム一丸となって走る喜びを久しぶりに感じることができ貴重な経験になりました。
また来年も走りたい大会がひとつ増えました!
さいごに……
いままでいろんなレースや大会に参加してきましたが、この大会はその中でも異彩を放ってました。
田舎特有の圧倒的なダラダラ感(いい意味で)、独特の空気感に慣れるまで時間がかかりましたが(笑)『朱に交われば朱くなる』とはよく言ったもんで一晩明けたときには私も一端のロ・マンランナーになってましたて。
めでたし、めでたし。
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