南魚沼市辻又に築100年の古民家を再生した『六つ季の家』ができるまで

あなたは「辻又(つじまた)」という地域をご存知でしょうか?

南魚沼の方なら一度は聞いたことがある名前だと思いますが…どのあたりにあるかわかるでしょうか??

お恥ずかしい話、僕もこういう機会をいただくまでは話に聞くだけで行ったこともありませんでした。

ジンボ
地図で確認してみてください

正確には市野江

地図上には辻又とありますが、正確には「市野江丙(いちのえへい)」という住所名になります。

浦佐山岳マラソンを走ったことがある方なら「後山(うしろやま)」という集落をご存知かと思います。

トイレが使えるようになっている「後山小学校」があるところ。

そこよりもうちょっと奥に行ったところにある、 世帯数が15、人口が45名の山間の村です。

 

六つ季の家

『六つ季の家(むつきのいえ)』のオーナー田原さんから連絡をいただいたのが10月の中頃。

この辻又集落にある築100年の古民家を改修復元しているので取材に来て欲しい、と依頼をいただきました。

何度か電話やメールでやりとりさせていただき、いざ現場へ!!

 

ようこそ辻又へ!!

六日町の自宅から国道17号線を長岡方面へ。

一村尾のセブンイレブンの交差点を左折して県道58号線へ入ります。

このあたりが浦佐山岳マラソンのコースですね。

一村尾トンネルを抜けて…

この看板が見えたら右折

あとは道なりに5分ほど進むと辻又の集落にたどり着きます。

築100年の古民家

辻又集落に入ってすぐに、それらしき建物がありました。

100年の風格

外観からも、いろいろなところを修復していることがわかりますが、それ以上にやはり100年の時代の流れを感じさせてくれます。

 

ジンボ
はじめまして~

と早速、中に入らせていただきました。

囲炉裏(いろり)

まず出迎えてくれたのが、こちらの立派な囲炉裏

もともと、この場所にあったらしいのですが、前のオーナーが囲炉裏をなくしてしまったとのこと。

囲炉裏を復元

その時の改修・復元のようすが『六つ季の家フェイスブックページ』で動画で紹介されています。

六つ季の家の情報や辻又でのことなどを随時アップされていますので、こちらのページにもぜひ「いいね!」をお願いします。

やっぱり囲炉裏には、こういうアンティークな鉄器?銅器?が、よく似合います。

この風景を眺めているだけで、なんだか癒されます。

火棚(ひだな)

こちらは囲炉裏の上にある「火棚」と呼ばれるもの。

効率よく部屋を温めたり、火の粉を舞うのを防いだり、手袋や草鞋を乾燥させるための道具なんだそうです。

吊り縄

ピーンと天井から張られた縄が美しい。

よく見たら縄の写真が、めっちゃいっぱいある(笑)。

よっぽどきれいだったんでしょうね。

レトロポップ

冬には欠かせない暖房器具も築100年の雰囲気に合わせるこだわり。

こういう昭和の香りがするデザインのアイテムを『レトロポップ』と呼ぶそうです。

昭和生まれの人は胸の奥を締め付けられるような懐かしさを感じずにはいられないアイテムです。

イメージ動画

今回取材で撮らせていただいた写真を使ってイメージ動画をつくってみました。

六つ季の家さんの雰囲気が少しでも伝われば嬉しいです。

おばあちゃんち

こちらは手洗い場ですが、こちらもこだわっています。

かなりむかしの流しを取り寄せて設置したとのこと。

このタイルの感じに「おばあちゃんち」に帰ってきたかたかのような錯覚を覚えます。

オーナーの願い

オーナーの田原さんは、とにかく古いモノが大好きで、改修工事を担当してくれている職人さんたちにも「なるべく新しくしないで欲しい!!」と懇願しながら工事を進めたそうです。

こんな感じの「シール」も剥がしてくれるな!!と。

100年の歴史を包み隠さず、ありのままをそのままに感じて欲しい。

それが田原オーナーの願い。

『六つ季の家』公式ツイッター

オーナーが六つ季の家の情報を投稿してくれています。

こちらもぜひチェック願います!

二階へと続く階段

よく見ると取っ手がついてますよね。

こちらタンスとしても使える一石二鳥アイテム。

先人の知恵ってやつですよね。

手すりもなくて、ちょっと危険ですが、これもまた味。

二階がまた、すごい世界観

一階はまだ少しだけ平成の香りを感じましたが、二階はNO平成(笑)。

明治~大正~昭和という時代の流れを経た、独特な空気感を醸し出しています。

ジンボ
床の軋む音さえもアンティーク

 

天井がまたなんとも言えない雰囲気を醸し出しています。

柱と梁をすべて職人さんが手で磨いたとのこと。

2シーズン前になるけど・・・(萱大掃除)

こちらのブログにその時の写真がたくさん載っています。

すごい大変な作業だったことが伝わってきます。

太く立派な柱と梁は、磨かれたことで新しい生命を手に入れたかのよう。

こちらを眺めるだけでも一見の価値あり。

喫茶スペース

左側に見えるカウンターでコーヒーがいただけるようになるとのこと。

歴史のエッセンスとともに飲み込むコーヒーは、さぞかし美味しいでしょうね。

二階には完全に建て増ししたスペースがあり、そこは浴室となっています。

ゆくゆくは宿泊もできる古民家として運営していくそうです。

土壁にコンセントが付いている風景

過去と現在が交錯します。

オーナーがつづっている『南魚沼・古民家・改修ブログ』に古民家が改修されていく様子を時系列で追うことができます。

写真もたくさん添付されていて非常に興味深い内容になっています。

僕もついつい見入ってしまいました。

オーナーは東京生まれの東京育ち

2011年に公開された「あぜみちジャンピン」という映画はご存知でしょうか??

この映画は耳の不自由な少女がダンスを通して成長していくというヒューマンストーリー。

2008年に魚沼~南魚沼など全編、新潟県で撮影されました。

田原オーナーはその映画の撮影の関係で魚沼に何度も訪れるうちに、すっかり虜になってしまたんだそうです。

そして2012年に、この古民家を譲り受け再生・復元をスタートさせました。

今回の取材で田原オーナーといろいろな話をさせていただいたのですが、とにかく魚沼に対する愛情が強い。

僕より新潟県のことを知ってるんじゃないか??と思うほど。

ちょうど取材に伺った日が「八海山」に初雪が降った日で、その景色の美しさに思わず車を止めてシャッターを押した……というお話も伺いました。

季節を感じる

僕も帰りに近くの高台まで寄り道してきました。

秋から冬へと景色が移ろう瞬間を肌身で感じることができる一日でした。

日本には春夏秋冬という四季があります。

田原オーナーいわく都会にいると四季を感じることはほとんどないとのこと。

コンクリートジャングルでは蝉は夜中に鳴くし、文字通り根の生えた生活ができないとも仰ってました。

この『六つ季の家』は地元の方はもちろん、そんな都会での生活に疲れた人たちに季節を感じてもらえる空間にしたい!と熱く語られていました。

2017~2018の冬は試運転営業をして、2018年の春に本格的に始動するとのこと。

陽だまりの場所

取材当日はお天気が良くて陽が当たるところはポカポカ。

寒い冬には陽だまりや暖房の前に自然と人が集まります。

そこで楽しい会話が生まれたり、新しい繋がりができたり。

この「六つ季の家」も、そんな空間になりそうな予感がします。

このブログを通して、築100年の古民家がさらに成長していく姿を伝えていきたいと思いますので、おたのしみに。

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