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浦佐毘沙門堂裸押合大祭「なぜ裸になるのか調べてみたら意外な結果だった」

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新潟県南魚沼市浦佐の普光寺にある「毘沙門堂」で毎年3月3日に開催される『浦佐毘沙門堂裸押合大祭』に参加したので、いろいろ気になったことを調べてみました。

  • どんな歴史があるの?
  • なぜ3月3日なのか?
  • なんで裸で押し合うの?
  • 掛け声の「サンヨー」ってなに?
  • 多門青年団ってなに?

地域の歴史を知るのは、とってもいい勉強になりますね。

これを読んでいただき、次のお祭りに参加したくなってもらえたらとっても嬉しいです。

それではいってみましょう!!

 

この記事のもくじ

南魚沼市浦佐「裸押し合い大祭の歴史」

およそ1200年前、魚沼に立ち寄った坂上田村麻呂が守護仏の毘沙門天を祀った毘沙門堂を建てた際、五穀豊穣、家内安全、身体健康を祈り、村人と祝いの宴を開いたことが始まりと言われています。

江戸時代にベストセラーになった「北越雪譜(鈴木牧之著)」にも、当時の裸押し合い大祭のようすが詳しく書いてあるんだそうです。

明治時代に新政府が太陽暦を採用するまではお正月の1月3日に開催されていました。

平成16年に文化庁より「記録作成等の措置をすべき無形の民族文化財」に選択され、日本三大奇祭に数えられています。

ちなみにほかの2つは高知の『吉良川の御田祭(きらがわのおんたまつり)』と滋賀県の『鍋冠祭(なべかんむりまつり)』とのこと。

 

なぜ裸で押し合うのか?

年に一度、1月3日に毘沙門堂を開き、ご本尊の御開帳に合わせて毘沙門天を信仰する人々が各地から集まり、我先に参拝しようともみ合い、押し合ったそうです。

その熱気を冷ますということと、年頭に年の無病息災を願う心から水行をして参拝したことが混じりあい今の「裸押し合い」の形として受け継がれてきました。

ということで「裸」ということ自体には、それほど意味はなく……

誰よりも早く参拝するために押し合って、熱いから脱ぐ

ということのようです。

 

裸押し合いの掛け声「サンヨー」とは

撒与(さんよ)のことで、「撒く(まく)」と「与える」をくっつけた造語なんですね。

これはお餅などを撒く方が発する言葉で、これをもらう方は「まっけよーまっけよー」と言います。

さんよ節の中にも『まけよまけまけそらまけ撒与』という一節がありますね。

 

毘沙門堂裸押合「多門青年団」とは

昔、村の男性は総出で祭典の行事に奉仕し、特に「若者連中」と呼ばれた青年は祭典について準備、警護、警戒その他行事の進行等に参加し、その活動のめざましさは衆目をみはらせ、信者各位に感謝され村人の称賛の的となった。

この行事は終始毘沙門天王を中心に仰ぐ信仰集団(信者、若者連中、村人等)によって毎年厳粛に行われ今に至っている。この「若者連中」が今日の”浦佐多聞青年団”である。

現在、浦佐多聞青年団は南魚沼市浦佐出身の19~29歳迄の約100名の男たちで構成されており、大祭の諸準備・行事運営等その一切を取り仕切っており、団長を筆頭に地元民のみならず、全国各地にいる浦佐出身の男たちが団員として駆けつけ、大祭の成功を目標に一丸となって活躍している。

多門青年団ホームページより

裸押し合い祭りを語る上で『多門青年団(たもんせいねんだん)』は欠かすことができない存在。

昭和27年には前身の「浦佐青年団」は人数が少なくなり、祭りの運営に支障をきたす恐れがあったので、新たに『浦佐多門青年団』として再編され上限年齢も30歳に引き上げられ、最高年齢者が運営幹部として祭りを運営しています。

お祭りまでの7日間は水行を行い、四足二足(肉)を食べず、身を清めて祭りの指揮に当たります。

>>平成三十年度多聞青年団活動報告

こちらに活動報告のページもありますので、チェックしてみてください。

 

浦佐毘沙門堂裸押し合い大祭の動画

 

裸押合大祭2018にRUNBAKAが参戦!

会場となる旧大和町出身の高野と小川にアテンドしていただき、裸押し合い祭りを100%味わい尽くすことができました。

お天気は快晴。まずはお祭りの雰囲気を味わいます。

こちらが会場となる普光寺への参道ですね。

の極太巨大ローソクが裸押し合い大祭のシンボルマーク。

こちらが押し合う前に身を清める通称「うがい鉢(ばち)」と呼ばれるところ。

数時間後にここに裸で飛び込むことになります。

こちらは「福餅撒与(ふくもちさんよ)」という儀式?をやっているところ。

こちらが夜になるとバトルフィールドになる境内ですね。

ケガをしないようにお祈りしました。

ということで、かんぱ~い!!

19時から始まる「第一回福物撒与」に向けてガソリンをチャージ。

チャージ!!

チャーーージーーーー!!!

 

裸押し合いがいよいよ始まりますっ!

さ、寒いけど、ローソクの溶けた蠟を互いの体に塗って暖をとります。

これが意外と温かい。

さきほどの境内に向かって、まさに押し合いながら進んでいきます。

一番前にいるの新潟県の米山知事というのがウケる(笑)。

2018-03-03 19.46.10

「うがい鉢」に入る動画がこちら☝☝☝クリックしてみてください。

 

いよいよ押し合い!

いや~すごい迫力でした。マジですごかった!!

おっ!タケちゃん。はりきり過ぎて翌日、体中アザだらけだったらしい(笑)。

本堂の奥にある毘沙門天を目がけて押し合い、運よく本堂の中に入れると奥で参拝できるらしいのですが、僕はいろいろあってできませんでした。

いや~あれはなかなかいけまへんで。

多門青年団のみなさま、ご苦労さまでした。

 

浦佐毘沙門堂裸押合大祭「なぜ裸になるのか調べてみたら意外な結果だった」まとめ

いままで参加してこなかったことを激しく後悔しております。

こちらを読んで興味を持った方は、来年は僕がアテンドしますので連絡くださいね。

さんよーさんよ!!

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