雲天【南魚沼宿泊】八海山とキノコと極太ゼンマイと餅つきの宴
新潟県南魚沼市の奥座敷「清水集落」にある『山の宿・雲天』さんに3年ぶりに伺いました。
前回伺ったのが1~2年前だとばかり思っていたら……時が流れるのが早過ぎて追いつけません。
清酒「八海山」で有名な八海醸造さんが主催する『八海山を楽しむ会in雲天』に参加しました。
前回もこちらの会でお邪魔させていただいたのですが、料理がすごくおいしかった記憶があり、またあの「山のごっつぉ」が食べたいな~と思い馳せ参じたわけです。
ということで魚沼の恵みがいっぱいの『八海山を楽しむ会in雲天』をレポートさせていただきます。
それではいってみよう!
JINBO
この記事のもくじ
南魚沼市清水「山の宿・雲天」ってどこにあるの?
JR六日町駅から車で25分くらい。
本当になにもないところにポツンと佇むお宿なので逆に目立ちます。
街灯があまりないので暗くなってから向かう際はカーナビやスマホのナビを使った方が確実。
清水集落といえば日本百名山でもある「巻機山」のお膝元として、登山愛好家で知らない人はいないそんな地域です。
こちらの宿で一泊して翌朝登るとか、巻機山に登った後にこちらの宿で汗を流して一泊する方も多いようです。
なんかいい香りがするな〜と思ったら
鮎の塩焼きダァ!
なにげにこれ好きなんですよね。
塩だけの味付けでシンプルに鮎の味をたのしめます。
嫌が応にも期待が高まります!!
八海醸造さんから営業の高野さんと、蔵人の方がお酒の説明に来てくださいました。
意外と奥が深い日本酒の世界を知れば知るほど、この後のお酒が美味しく飲めるということで、ここはじっくりと耳を傾けましょう。
こちらが雲天のお父さん。
この日のメニューに使われているキノコや山菜類はほとんど、雲天のお父さんが近くの山から採ってきたものなんだそうです。
キノコって素人が手を出すと大変なことにもなりかねないので、ここはプロが採ってきた物を美味しくいただくのがベスト。
乾杯は「越後で候」と「ライディーンビール」
まずは「八海山しぼりたて原酒・越後で候の青ラベル」をキュー!と乾杯酒で。
こちらがよく冷えていて、なんともいえない味わい。食道から胃まで喜んでいるのがわかります。
からの〜今年の夏にリニューアルしたばかりのライディーンビールの「ピルスナー」タイプをゴクリ。
モルトの風味とほどよい苦みが心地いい。いつまでも飲めちゃうやーつ。
これまでは新潟県内のみの限定販売だったそうですが、リニューアルに伴い全国販売解禁になったとのこと。
クラフトビールがお好きな方はぜひ一度お試しください。
なめこと大根おろし
さっぱりとして辛口の日本酒と合うのかしら。
噛みしめるたびに山の息吹を感じます。
なます瓜のからし和え
なます瓜のシャキシャキした食感と、ほんのりと香るからしの風味が最強の組み合わせ。
僕、この料理めちゃくちゃ好きなんですよね。内緒ですよ(笑)。
これからいろいろと出てきますが、正直これが一番好きかも。
季節の野菜サラダ&燻し鳥添え
こちらはただの鶏ハムじゃござんせん!燻製好きな雲天のお父さんが、さらに燻しちゃいました!
香ばしい香りが食欲をそそります。こちらはビールがよく合う。
皮むき茸と春菊(ムキタケ)
これなんと!キノコなんですよ。
完全にホタテじゃないですか?見た目だけじゃなくて、つるっとしていて食感も完全にホタテ。
ちなみにこちらが調理される前のムキ茸のお姿。
茹でると表面の皮がむけて、ホタテみたいな白い身が現れるんだそうです。
カメムシ?ヘット?
カメムシって知ってますか?こちらの方言では「ヘット」というのですが、2018年は特に多いらしくありとあらゆるところにヘットがいます。
近所のお酒やさんのご主人がヘットを捕獲する役目を担ってました。
せっかくのお料理の中に入ってこられちゃ困ります。
まぁでもヘットさんの世界に我々がお邪魔しているわけで、仲良くしないといけませんね。
中盤戦は我らが「坂戸山」と「金城山」に登場していかないわけにいきません!
キリッとした辛口の金城山、お燗にすると最高においしい坂戸山。
こちらでお口の中をリフレッシュして後半のお料理に備えます。
キノコ鍋
アマンダレ、なめこ、しめじ、あわび茸と季節の野菜&ゴボウとレンコン入り鶏団子。
キノコのダシがめちゃくちゃ効いていて、もうたまらん!!
鶏団子はゴボウとレンコンの歯ごたえがアクセントになっているは、普通の鶏団子の1.5倍くらいのサイズでボリューミーだわで頭がパンクしそう(笑)。
うどんをぶち込みたい衝動に駆られながらいただきました。
鮎の塩焼き
これも好物なんですよね〜。やっと会えたね♪
僕なんて頭からシッポまで丸かじりしますからね。
これぞまさに「日本酒に合うぅぅ〜!!」
ゼンマイ煮と蒸しナス辛味噌&フキ煮
前回伺った時にもこちらをいただいたのですが、これが忘れられなくてまた来たようなもんです。
極太のゼンマイの独特なコリコリとした歯ごたえはもちろん、塩加減もちょうどよくて涙が出そう。
南魚沼の人ならわかると思うんですけど、ゼンマイ煮ってばあちゃんを思い出すんですよね。
共感してもらえますよね??
JINBO
鮭の南蛮漬け&マイタケ揚げ
マイタケだけだとどうしても画的に暗くなってしまうのでパプリカで彩りを添えました。
甘酢っぱいたれがしっかりと鮭に絡んで、箸が止まらなくなる一品。
デザート(仮)
あれ?お品書きに書いてない!!
ババロアみたいな寒天みたいな食感のホワイティーな素材に、あんずのソースがかかっていて美味。
結局なんだったんだろう……夢でも見ていたののかしら(笑)。
雲天名物!餅つき大会
三年前にもつかせていただいたんですよね〜。
この「つきたてのお餅」の味も忘れられなかったな〜。
日本酒でほろ酔い千鳥足で杵を持ち、臼で餅をつく!!これぞ南魚沼式の餅つきだぜっ!
味付けは大根おろしと醤油でシンプルに。
いや〜もう腹クッチャクて食わんね〜てがっ!!このあとに出たあんこのお餅はお持ち帰り。
餅だけに(笑)。
雲天へのアクセス・住所・電話番号
じんぼのまとめ
今回、一番驚いたのがこちらの「本みりん」です。こちらのみりんは元は米焼酎で、もち米と米麹からできているので、そのまま飲めるんです。
まさか、みりんが飲めるとは思わないじゃないですか〜!!しかも美味い!!
トロッとした蜜みたいな濃い甘さがやみつきの予感で、炭酸で割って飲むのがおすすめ。
アルコール度数は「14度」もあるので、危険ですが(笑)女子ウケは間違いなし!
本みりんと炭酸水を持ってコンパへGO!!(爆)