イギリス発祥のフットパスって知ってる?実際に体験してみてわかった6つのこと
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あなたは「フットパス」なるものをご存知でしょうか?
イギリスを発祥とする文化で、日本で言うところのウォーキングのようなものです。
ウォーキングは歩道などのいわゆる舗装路を歩くことが多いですよね。
フットパスは『森林や田園地帯、古い街並みなど地域に昔からあるありのままの風景を楽しみながら歩く』というところがウォーキングとは異なる点です。
イギリスでは健康のために国民の多くが積極的に歩くことを楽しんでいるそう。
日本でも福岡、熊本、東京などにフットパス協会が置かれ広がりをみせています。近場では隣の十日町にフットパスコースが整備されているそうです。
観光資源にもなりそうな試みですよね。
ということでフットパスにチャレンジしてきた、流行りもの大好きなジンボラボ代表の神保貴雄(@minamiounuma)です。
最初に今回、実際に体験してわかったことを箇条書きでまとめてみますね。
- 地元でもまだまだ知らない道がある
- 三国街道はこんな感じの道
- 庚申塔は村の守り神
- 歩くスピードじゃないと見ることができない景色がある
- 河岸段丘は鬼高い
最後の6つ目は最後に紹介します。
ではでは、南魚沼市の浦佐から五箇(ごか)地域までの約4kmのフットパスコースを紹介するぜ!!
この記事のもくじ
浦佐フットパスの父・関文治さん
まずはフットパスとはなんぞや……ということを浦佐地域づくり協議会の事務長・関文治さんに説明いただきました。
天気は最高!!同行するメンバーはRUNBAKA+観光協会の武宮と、年期の入った浦佐ガールズでフットパススタート!!
浦佐地域づくり協議会さんも、この日のことを→新緑のフットパスでした!という記事に書いてますね。
裸押し合いの毘沙門堂
まずは浦佐の毘沙門堂と普光寺にご挨拶で旅の無事を祈願しましょう!
いや~裸押し合いを思い出します(笑)。
裸押し合い祭りのくわしい説明は→【浦佐毘沙門堂裸押合大祭】なぜ裸になるのか調べてみたら意外な結果だったを参考にしてみてください。
文治さんが適切なガイドをしてくれます。
圧倒的な知識量に一同驚嘆!!
裸押し合い祭りの際に身を清めるために飛び込んだ、通称「うがい鉢」と久しぶりの対面。
すっかり新緑が眩しい季節に。
旧三国街道を巡るフットパスコース
三国街道(みくにかいどう)は、中山道の高崎(群馬県高崎市)から分かれ、北陸街道の寺泊(新潟県長岡市寺泊地域)へ至る街道である。
三国峠は関東と越後を結ぶ交通路としてきわめて古くから利用されており、上杉謙信の関東遠征の際に利用された。主要街道としての三国街道は、近世(江戸時代)に参勤交代に利用されるようになってから重要視されるようになった。長岡藩、与板藩、村松藩などの諸大名や佐渡奉行、新潟港巡検の関八州取締出役などがこの街道を利用した。また、当時の宿場には、渋川や湯沢をはじめ「三国峠越えの三宿」と称せられた三俣、二居、浅貝などがあった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%9B%BD%E8%A1%97%E9%81%93
歴史の道を想いを馳せながら進みます。
地蔵清水
味噌造りと浦佐山岳マラソンでお世話になる「地蔵清水」で小休止。
しみます。
村の守り神「庚申塔」
よく見かけるこの石碑を「庚申塔(こうしんとう)」といいます。
これは各村の出入り口に建てられ、疫病や祟りが村内に入ってこないように建てられたものなのだそうです。
知らんかった~勉強になるなぁ。
いよいよ山の道に入ります。
整備はされていますが、結構細いところもありました。
秘密のポイントからの眺め。
GeeKARAのミスタータクシー
浦佐ガールズも思わず少女時代に還る(笑)。
この辺りから浦佐ガールズの「山菜収集欲」が暴発(笑)。
なかなか前に進まない。
隙あらば採取。
こんな道もフットパスのれっきとしたコース。もう少しで田植えですね。
五箇集落に到着
五箇の集落を抜け、再び三国街道へ。
二段になった水路がノスタルジー。
いつの間にか山菜の袋を持っているガールズ。
袋がだんだん大きくなるガールズ。
河岸段丘をフットパス
河岸段丘(かがんだんきゅう)がつくりし不思議なスペース。
えっ!?河岸段丘を知らないって??まぁ、これをミタマエ!
文治さんの説明によると、そのむかし……魚野川が氾濫するたびに村の位置が変わり、村の名前が変わったそうです。
「〇〇新田」という地名は氾濫で流された田んぼを「新たに水田にしたところ」という意味なんだそうです。
ためナル~!!
河岸段丘の高さは20メートルくらいあるらしい。
そこから眺める越後三山はなんとも雄大。
越後三山ドーン!!
三山を散々ながめる。
またあったよ、庚申塔。
写真ではわかりずらいですが、死ぬほど急な階段。
さきほど歩いてきた河岸段丘を振り返る。
た、たけぇ~!!
フットパスコース踏破!
無事に目的地に到着!!4kmほどの道をフットパス!!
パスるにはちょうどいい距離ですね。
さて、このあと一行で「あとりえカフェさと花(はな)」さんでランチをいただくことに。
それはまた次回レポートしますね!
イギリス発祥のフットパスって知ってる?実際に体験してみてわかった6つのこと まとめ
こうやって色んな年代のみなさんと一緒に歩くことって、いままであんまりなかったので新鮮でした。
わかったことを箇条書きでまとめてみますね。
- 地元でもまだまだ知らない道がある
- 三国街道はこんな感じの道
- 庚申塔は村の守り神
- 歩くスピードじゃないと見ることができない景色がある
- 河岸段丘は鬼高い
そして最後に……「老若男女、山菜採りになると年を忘れて元気になる」ということ。
あの浦佐ガールズの山菜を採取しているときの目の輝きが忘れられません。
シニアカー乗ってる人って山菜採る時覚醒かなんかするの? pic.twitter.com/mqeZUl07Ak
— Kou (@simacho_fc) 2018年5月6日
そんなタイミングで、こんなツイートを見つけて大爆笑(爆)。