ハッシュタグキャンペーンの効果は?成功事例から学ぶインスタの新常識
ハッピータンよりハッピーターンを食べたあとの指を味わうのが好きな、ジンボラボ 神保貴雄です。
さて、前回はFacebookやInstagramなどのSNS投稿について触れてきました。
まずはこちらの記事を読んでみてください。
今回はもうちょっとテクニカルな感じで踏み込んだInstagramの「ハッシュタグ#キャンペーン」について解説していきます。
あなたも「#ハッシュタグ」って、一度は耳にしたことがありますよね?
「ハッシュタグって??」という方はこちらの関連記事をどうぞ。
ハッシュタグキャンペーンというと、大企業がでかめの企画としてぶち上げているイメージがありますが、個人ブランドでも全然可能。
むしろまだまだやっている企業も少ないので、ふんわりやるだけで差別化になります。
ということで「Instagramのハッシュタグキャンペーンとはなんぞや?」という方に読んでいただき、なるほどー!と思ってもらえればこれ幸い。
早速いってみましょう。
Instagramを最強の営業ツールに変えるならこちらの一冊がおすすめ!
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この記事のもくじ
Instagramのハッシュタグキャンペーンとは
そもそも、 #ハッシュタグキャンペーン とは?
ハッシュタグキャンペーンとは、主にInstagramやTwitterなどの「#ハッシュタグ」機能を活用したキャンペーンのこと。
指定の #ハッシュタグ と共に、ユーザー自身に写真などをアップしてもらう方法が主流です。
「口コミを広めたい」、「写真を通じてブランドイメージを高めたい」など、ブランディングを目的とする場合に向いていると言えるでしょう。
Instagramを使っている方なら一度くらいは目にしたことがあると思います。
○○というハッシュタグ(#)を付けて投稿すると○○を抽選でプレゼントします!
みたいなやつ。
大手企業も活用している、いま話題のInstagramを使ったキャンペーンです。
例えば……
みんな大好きなお菓子、亀田製菓のハッピーターンが9月7日にリニューアルしてもっとおいしくなりました!
それを記念して、マイナビ学生の窓口ではハッピーターンとコラボし、ハッピーキャンパスフォトコンテストを開催します。
グランプリにはなんと、ハッピーターン100袋をプレゼント。
学生生活の思い出作りに、ぜひみんなで参加してみてください!
新潟が生んだ伝説のお菓子「ハッピーターン(亀田製菓)」に関するハッシュタグキャンペーン。
こちら……
#ハッピータン100袋ほしい
というハッシュタグとともに「あなたのハッピーな写真」を投稿して、最優秀賞に選ばれると本当にハッピータンが100袋もらえる、というキャンペーン。
SNSを使って情報収集する学生をターゲットにしているあたりも上手いなと。
実際にハッシュタグで検索してみると「100件以上」の投稿がありました。
買ってください
と、売り込むのではなく……
みんなが食べてるよ!話題にしてるよ!
と遠回しにアピールする効果もありますよね。
これからの時代の広告の形は売り込みではなく「刷り込み」だと僕は考えています。
インスタのハッシュタグキャンペーンの3つのメリット
●参加障壁が低いので見込み客も参加しやすい
ハガキでの申し込み、申し込みフォームの入力などの必要がなく、参加するためのハードルが低い。
企業が指定した条件を満たした投稿をするだけで参加できるので超簡単。
条件にはこんなのがあります。
▶︎企業アカウントをフォローする
▶︎指定の#ハッシュタグを付けて投稿する
▶︎キャンペーン対象投稿にコメントする
▶︎キャンペーン対象投稿に「いいね!」する
▶︎対象商品と一緒に撮った写真を投稿する
このあたりから、ひとつまたはふたつくらいを条件とするのがベター。
当たり前ですが、たくさん条件を付けてしまうとハードルが高くなりすぎて応募されにくくなるので注意。
ハードルが低すぎても冷やかしのフォロワーが増えるだけで意味がありません。
このあたりの駆け引きが重要。
ちなみにさきほど紹介したハッピーターンの応募条件がこちら。
コンペの募集内容ご自身の「ハッピーな写真」を投稿。
※必ず亀田製菓のハッピーターンもしくはターン王子を写真に入れてください。
※ハッピーターンの写り方は、パッケージのままでも個別包装でも構いません。
※ハッシュタグ「#ハッピーターン100袋ほしい」をいれて投稿。
参考にしてみてください。
●拡散されるので新規のフォローワーが増える
「いいね!」をしてもらったり、コメントをもらうことで投稿の価値が上がり拡散されるので、たくさんの方の目に触れやすくなります。
またキャンペーンのハッシュタグを付けることで、同じハッシュタグを付けた投稿が蓄積し一覧表示されるようにもなり注目を集めやすい状態がつくれます。
試しに「タピオカ」というハッシュタグ検索してみました。
こうやって検索することで、タピオカに関する投稿だけ見ることができます。
うまくハッシュタグを活用すればあなたのビジネスについて知らない人にリーチして、気に入ってもらえればフォローされるという流れ。
Instagram様様やで。
●手間はかかるが費用はそれほどかからない
応募した人が本当に応募条件を満たしていることを確認する手間がありますよね。
応募者が少ないうちは個人でもなんとかなりますが、何百人とかになってくるとかなり厳しい。
このあたりはデメリットですな。
しかし、同じような企画を外注すれば相当な費用がかかります。
そこいくとハッシュタグキャンペーンは基本無料で使えるサービス。
物販系のアカウントであればプレゼントを用意するのも、それほど難しくないと思うし。
応募の締め切り→当選者を決める→応募基準のチェック→当選者に連絡→プレゼントの発送!
こんな流れになるのかな??
といあえずやってみるべし!
STARTLINEのハッシュタグキャンペーン成功事例
僕の古くからの友人がオーナーのアパレルブランド「STARTLINE」でも毎月「ハッシュタグキャンペーン」を企画をしています。
#新しいスタートライン
というハッシュタグを付けた投稿から、最も映えている投稿を選んでプレゼントを送るというキャンペーンです。
先ほども紹介しましたが、こういうキャンペーンって意外と手間がかかるので、大きな企業がやることが多い印象があります。
そんななか個人のアパレルブランドで企画しているのはとても珍しい。
こうやって定期的にキャンペーンを打って話題をつくれば、新規の顧客はもちろん既存のファンにもアピールすることができます。
また「新しいスタートライン」という独自のハッシュタグを作ることで、STARTLINE関連の投稿をまとめる効果も。
STARTLINE(スタートライン)って、たくさん世の中で使われているワードなので、Instagramで検索する自社以外の情報も混ぜこぜになっちゃうでしょ。
独自のハッシュタグを作ることで情報が整理され、ファンがSTARTLINEの情報だけを見たいときにめっちゃ役立ちます。
そういう意味でもハッシュタグキャンペーンは有効で、まさに一石二鳥。
こんな感じで「#STARTLINE」と検索すると自社とは関係ない投稿が出てきてしまう。
このように独自のハッシュタグ「#新しいスタートライン」と検索すれば、自社に関連した投稿のみ表示される。
情報が整理され見やすくなりファンが喜ぶ!という流れでございます。
パレートの法則から考えるハッシュタグキャンペーンのターゲット
パレートの法則というものを知っていますか??
「ニハチの法則」などとも呼ばれ、社会現象などなど様々なところにあてはまる法則と言われています。
ちゃんと働いている働きアリは全体の80%で残りの20%はさぼってる、とか聞いたことありません??
これをビジネスに当てはめてみると……
全顧客の上位20%が売り上げの80%を生み出している
どういうことかというと、上位20%のファン(コアファン)が全体の売り上げの80%を生み出してまっせーということ。
業種にもよって割合は変わると思いますが、とってもわかる気がする。
STARTLINEのキャンペーンを見ていても、投稿している人のほとんどが既存の顧客。
この法則から考えるとキャンペーンで意識すべきは……
▶︎フワフワした新規顧客
ではなく
▶︎ガッチリした既存顧客
となりますよね。
もちろんどちらにも喜んでもらえる努力はすべきですが、迷ったら既存顧客の顔を思い浮かべた方がよさそうです。笑
パレートの法則……脳みそにインプットしていて損はなし!
ハッシュタグキャンペーンの効果は?成功事例から学ぶインスタの新常識 まとめ
●ハッシュタグキャンペーンに応募するためにアカウントをフォローしてもらい新しいファンを増やす
●既存のファンはキャンペーンに応募するためにハッシュタグを付けて投稿をしてくれる
●その投稿をこれから顧客になるかもしれない人(見込み客)にキャンペーンを通じて見てもらう
という好循環が生まれ、一石二鳥どころか、三鳥飛んでいる状態に。
キャンペーンにあたり告知やプレゼントの発送など、かなりの手間がかかりますが一度はチャレンジすべきコンテンツかと強く思います。
どうやったらファンに喜んでもらえるのか……
ニヤニヤしながら準備を進められるようになれば本物っす!!
ジンボラボ でもやってみようかしら……。
Instagramを最強の営業ツールに変えるならこちらの一冊がおすすめ!
こちらの記事でもかなりインスパイアされております。
こちら「ファンベース」もSNS集客をされる方なら一読の価値あり。